2023/02/27

戒糖 戒酒 戒咖啡

 このところ、期間限定でこの三つを止めている。

最初は糖、次は酒、最後にコーヒーを止めた。

糖絶ちは一か月続けているが、先週の金曜日に寺に行った時に、ひとかけらチョコレートをもらって食べてしまった。それ以外はまったく食べていない。

食べなければ食べたいとも思わないのだが、学校に行っても寺に行ってもお菓子をくれる人がいる。ずっと産休で休んでいた先生から、かわいい赤い袋に入ったお菓子のセットをもらった。開けてみたら、クッキーが一缶とキャンディーが八つ入っていた。今週の金曜日に寺に行ったら、お坊さんたちに上げてこよう。

金平糖の話も読んだ。小さな和紙の箱に金平糖を入れたものをお礼として何度かもらったことがある。同じ人からもらったのだが、いかにも「センスがある感じ」。しかし、わたしのような貧乏症の者は、どうせもらうのなら、どら焼きのようながっつりしたものがいいのにと思ってしまった。

金平糖は作るのに何時間もかかるんだって?色だってきれい。

でも、たかが砂糖の塊でしょ?と思ってしまう自分が悲しい。

〇それにしても、中国のお祝いごとって、おめでたごとがあった人が他の人にプレゼントを配るんだよね。結婚とか、出産とか。日本だと逆だよね。

いまの職場だと、かなり広範囲の人に配るので、ぜんぜん知らない人からもらうこともある。それも、だんだんお金がかかるものになってきたような気もする。

いまどきの中国で結婚したり、出産したりするのもたいへんそう。

2023/02/26

くたくた

 午前中は大学で試験監督。

午後からは寺で試験監督。

三月末まで観光地(寺を含む)は無料開放されている。それに、土日だし、天気もいいし、

コロナも終わったし(そういうことになっている)、寺に行く道はものすごい渋滞。

わたしは途中の地下鉄の駅からでている直通バスに乗ったが、途中でバスがことりとも動かなくなったので、降りて歩いて行った。ほかにも途中で降りた人は多かった。

霊隠寺も三天竺付近も、正月の明治神宮のような混雑。食事してから行こうと思ったが、どこも人でいっぱいなので、コンビニでソーセージ買って立ち食いした。

人がおおいとゴミも多い。あちこちタバコの吸い殻やミカンの皮やファーストフードのビニール袋が散乱している。寺の外に置いてある鉢植えの鉢の中にもたくさんゴミが捨てられていた。それはゴミ入れじゃないのに。

寺で試験をして、その後、帰宅。三天竺にとまるバスはどれも満員で乗れないので、

霊隠寺まで歩いて満員のバスに乗る。帰りのバスも渋滞でなかなか進まなくて、やっと家に着いたらもうくたくた。

明日はゆっくり大学に行って、採点の予定。

2023/02/25

今日も明日も試験

 前学期が試験もしないで急遽終わってしまったので、

学校ではこの土日も試験をしている。

そうか、世の中は休みだったのか。

この試験が終わると、学校もやっと通常運転になる。

2023/02/24

てんやわんや

 昨日の昼頃だらだらと大学の学生たちの宿題を見ていたら、

仏学院の法師からウィチャットで「明日の授業がなんとかかんとか」という連絡が入った。

わたしは来週から授業が始まるのだと思っていたのだが、実は今日からだったらしい。

それから大慌てで、テキストの今日から学習する課を録音し、PPTを作った。PPTは最後の保存の時にうっかり「保存しない」を押してしまい、空中に消えた。ネットに載っている復帰方法をいろいろ試したが、復帰できなかったので、大急ぎで作りなおした。

たいていは二回目に同じものを作るのは、一回目よりもずっと時間がかからないので、ロス時間は40分くらいだった。

その後、今月は二月なので28日までしかないことに気づいた。わたしはまだかなり日数があるような勘違いをしていたので、これにも大慌て。

試験の成績をシステムに入力して資料をまとめて提出する期限は3月1日じゃなかった?

そこで仏学院の授業のしたくが済んだ後、せっせと大学の学生たちの宿題の採点をして、その後に授業の資料を出して平常点の集計をしたりしていたら、深夜になった。

しかし、今日、仏学院の授業が終わったあと、大学に行って事務室で聞いたら、3月10日が期限とのこと。「な~んだ」と思ったら力が抜けた。

…というわけで、いまは帰宅してのんびりコーヒーを飲んでいる。

明日は大学の試験があるから、早起きしないと。



2023/02/23

今日こそ仕事をしないと

 昨日は、ブログを更新したり、ネットで動画を見たり、食料品買い出しに行ったりして、結局、前学期最後の一クラス分の宿題を採点しただけで終わってしまった。

造句と「好きな中国の料理」という作文。

それと、インターン先に出すという学生の作文も直した。

夜はネットで1948年の映画「小城之春」を見た。これはこのところ毎日見ようとして、途中で寝落ちしてしまっていたのだが、ついに最後まで見られた。

この不思議な雰囲気は何だろう。主人公の女性は何となく気味が悪い。

昨夜はこれを見たあと、田壮壮がリメイクした同名の映画も見たが、こちらは寝落ちしてしまった。

主人公の女性は26歳の設定らしいが、1948年の映画では、わたしの目には40歳くらいに見えるし、他の登場人物もみな同様に老けてみえる。ところが今世紀になって作られたリメイク版では、見た目も若いし、話し方もかわいらしく、ちゃんと26歳くらいに見えるのである。

古い中国映画に出てくる老婆が実は自分よりも年下で驚くことがあるが、日本でもむかしの映画の登場人物は老けて見える。アニメでも、サザエさんは23歳らしいが、わたしはずっと30代かと思っていた。むかしのほうが、人は早く成熟して、早く老化していたようだ。

2023/02/22

また紹興へ

 ガイドブックを見ていたら、どうしても越王殿に行ってみたくなり、紹興へ行った。


地下鉄を乗り継ぎ、「城市広場」で降りると、まず見えたのがこの塔。いかにも古そう。

              ↑大善塔
 碑記には、南朝時代に銭氏の未婚で亡くなった娘の遺言で寺がたてられたとあり、その塔だそうだ。寺はもうない。城市広場には、立派な大劇場などがある。その広場を抜けていくと、越王台に着く。周囲の通りは、まだ昔の面影を残している。




            ↑越王台 
            ↑階段を上って奥まで歩くと越王殿があります
              ↑中に入ると左右に壁画があります。越王勾践。臥薪嘗胆。
そこを一通り見て降りると、また階段があります。のぼると「烈士記念碑」。



そこから、また山道。越大夫文種の墓だとか、岩に書かれた文字だとか、いろいろあり、頂上に飛翼楼がある。その中も何階にもなっていて、また階段。
                ↑ 飛翼楼
               ↑遠くから見た飛翼楼
             ↑飛翼楼の最上階からみた景色

付近には、細かい史蹟などがたくさんあるようだったが、もと来た道を引き返して、倉橋直街へ。昔の雰囲気が残っている狭い路地で観光地の一つらしい。臭豆腐を油であげる臭いが満ちている。
              ↑倉橋直街
             ↑映画にでてきそう。家から水辺に下りる階段がついている。
            


そこを抜けると古い橋などがそのまま残っている雰囲気がある道が続く。

その後、あまり興味がなかったけれど、周恩来祖居へ。祖居というのは、祖父の家のことらしい。記念館が併設されていて、通りの向かいには、周恩来像がある公園もある。
              ↑周恩来祖居

その後、近くにある秋瑾像を見に行って、地下鉄で帰宅。歩きすぎた一日だった。
              ↑大通り沿いの目立つ場所にある秋瑾像


そろそろ学校から新学期や新学期の初めにある試験に関するお知らせが届いたり、学生からいろいろな連絡が来たりするので、今回の「午後の観光」もこれでおしまい。紹興にはまだまだ行きたいところがたくさんあるから、少し残念。暑くなる前にまた行きたい。





万松書院

 おとといは万松書院に行った。

お昼ごろにみぞおちが痛くなり、行こうかどうしようか迷ったが、しばらくしたら回復したので思い切っていった。

山道の途中にあるバス停で下車すると万松書院がある。万松書院は唐代に創建された儒学の学校。多くの儒者の像が点在している。

               ↑道路に面した入口付近
                ↑ここから階段を上がります


               ↑仰聖門 まだまだ奥に階段が続いています
               ↑大成殿の中の孔子像 両脇に他の儒者も並んでいます
            ↑一番上まで階段をあがるとこれがあります。
 階段の途中、右側にある梁祝書房と書いてある門を上がると、梁山伯と祝英台が学習していたという建物がある。
              ↑中に梁山伯と祝英台の像があるのが見えますか。
そのほか、脇にある山道を行くと、梁山伯と祝英台の有名なシーン「十八相送」の舞台となった井戸や授業が行われていた校舎などがあり、その先を行くとまたさまざまなものが点在しているのだが、行ってみると人気もないし、きりがないので戻ってきた。

              ↑ 二程子 大学時代、試験に出た
              
              ↑双照井 
            


歩数を見てみると、階段の上がり降りでとても疲れたのに、思ったよりも伸びていなかったので、地下鉄の駅まで歩いた。周辺はまだかなり市街地に比べると昔の面影が残っている感じだった。
             

        


2023/02/20

こんな本を買った

 もうこの月曜日から、大学の試験が始まるが、わたしの科目は次の土曜日からなので、まだ少しはゆっくりできる。このところ、歩きすぎたので、今日は休むことにした。

近所のブックセンターに行って、旅行ガイドと市内の地図を買った。

どこかに行くときには、百度地図でどのような交通機関を利用していくのかを調べるが、それだけだと地理的な位置関係がわからない。家に帰ってから、それを楽しんでじっくりと眺めた。

そのほかにこんな本を買った。「亚运江南记 跟着丰子恺游杭州」。丰子恺はとっくになくなっているが、彼の絵を使って、アジア大会がおこなわれる杭州を紹介する絵本。当初、2022年にアジア大会は開催される予定だったが、昨年はコロナの影響で今年に延期になった。この本はだから本来だったらすでにもう用済みとなっているはずだったが、大会が延期されたためにまだ販売されている。そのためか、ネットで購入したら半額で買えた。


この本は、アジア大会のキャラクターたちが、丰子恺が描いた登場人物たちとアジア大会の聖火の火種を探しに行くストーリーで、その過程で杭州の名称古跡、食べ物、現代の産業などが紹介されていく。

これを見て、まだ「万松書院」には行っていなかったことに気づいた。

明日、天気がよかったら、行ってみようかな。

2023/02/19

近所で散歩

 地図を見たら、わたしが住んでいるところから徒歩50分のあたりの運河のほとりに清代の倉庫の遺跡があり、そこが公園になっていることを知った。

毎日のウォーキングの一環として行ってみようと思っていたのだが、なんとなくスーパーに行って買物をしているうちに時間がたってしまったので、予定を変えてバスで行ってみることにした。バス停で二つ分。そこから歩いて10数分で富義倉公園についた。


               ↑運河の橋の上から見た富義倉
雰囲気のあるカフェなどもあるが、週末だというのに人気はなかった。近所の人のような感じの人たちがほとりでのんびり過ごす姿は多かった。わたしもこういうところに住んで、運河のほとりでのんびりしたい。
そこから少し歩くと、名前は聞いたことがあったが、行ってみたことはなかった「香積寺」についた。日本にもたしか同じ名前の寺があった。もう5時近かったが、まだ中を開放していた。週末であるせいか、「無料開放日」。
北宋時代に創建された由緒ある寺らしいが、門の外にある石塔は古いものだが、伽藍も仏像も新しいものが多く、奥にある法堂などは工事中だった。

               ↑文物指定されている古い石塔

↑こんな電飾された仏像もあった。
寺の脇には最近よくある昔風の街並みを模した「歴史街」があった。もしかしたら、いくつかは本当に歴史的建造物なのかもしれないが、わたしには見分けがつかなかった。

その後、地下鉄で帰宅。近所で散歩のつもりが意外と歩数が伸びた。

今日は日曜日だし、疲れたので、今日こそは近所で少し散歩して休むつもり。




2023/02/18

地下鉄のって紹興へ

 昨年から地下鉄に乗って紹興へ行けるようになった。

郊外の勤め先へも空港へも地下鉄で行けるようになって、最近はとても便利になったのだが、紹興へは行けるとわかってから、まだ行っていなかった。地下鉄を乗り継いで、所用時間は二時間と少し。五号線で終点までいったら、紹興一号線に乗り換える。

9時50分に家を出てお昼すぎに「魯迅故居」駅についた。

魯迅故居のあたりは、ひとまとまりの観光街になっている。このあたりは今回はぶらぶら歩いて通りすぎた。魯迅関係はパス。

                                        ↑孔乙己
                                       ↑閏土


これまで夫や夫の兄などと紹興に来たことがあったが、沈園に行ったことがなかったので、行ってみることにした。魯迅故居や記念館がある通りを突き抜けて少し行くと沈園はある。


沈園は、宋代の詩人陸游が、母に離婚させられた妻と再会したことで有名な庭園ですね。

中には、庭園の他に、記念館もある。梅も咲き始めていた。

              ↑陸游 頭鳳
              ↑   頭鳳
                                       ↑沈氏園

その後、また魯迅故里歩行街を戻り、塔山公園を越えて、秋瑾故居へ。
塔山公園の中にも小さい祠などが点在している。
              ↑塔山公園
              ↑秋瑾故居の秋瑾の自室
               ↑秋瑾の自室の奥にある隠し部屋。
           ここに革命に関係する文書や武器が隠されていたという。
秋瑾故居は秋瑾が兄夫婦や両親と住んでいた家で、魯迅故居に比べこじんまりとしている。
その後、もう一度、魯迅歩行街や周囲を散歩した。たいして離れていないのに、街全体が杭州とはまた違って、落ち着いた感じだ。街のそこここに歴史的な遺跡があるようなのでゆっくり見てみたら、おもしろいかもしれない。三時間ほどの滞在で足が疲れてきたので、地下鉄で帰宅。まだ通勤ラッシュの時間になっていなかったので、地下鉄もそれほど人がいなくて快適だった。

〇週末は観光地は人出が多いので、今日は近所で散歩する予定。
もうそろそろ新学期だし、こんなこともしていられなくなるかも。


             

2023/02/17

于謙祠から三台雲水

 居留証を受け取ったので、今度は派出所へ。

住宿登記をするのである。午前中はぼんやりとしていたら過ぎてしまったので、

午後二時からの業務時間に合わせて出かけていく。その用事がすんでから、

バスに乗って于謙祠に行ってみた。先日行った武状元坊の手前のバス停で下車する。そのあたりは林の中を道が走っていて、散策している人も多い。雰囲気は何となく軽井沢や日光に似ている。

于謙は明代の軍事家でモンゴルから北京を守った英雄らしい。北京にも祠があるが、杭州の祠の脇にこの人の墓がある。

中にはいくつか建物があり、前から前殿、正殿、後殿と並んでいる。正殿にこの人の像がある。

              ↑正殿
後殿はミニ記念館のようになっていて、この人を紹介する展示がある。
    
              ↑後殿の中の展示
脇には墓と詩碑廊がある。
              

              ↑詩碑廊
この于謙祠の前には、小川が流れていて、それを渡っていくと先日行った武状元坊につながっている。その近くにある橋は、そこからの眺望がよいので有名らしい。また、そのあたりの景色を三台雲水というらしい。
              ↑于謙祠の前の小川
              ↑三台雲水
このあたりは、于謙祠の他にも見るものが点在しているようなのだが、夕方になってきたので帰宅。そのうち、暖かくなって気が向いたら、また行ってみよう。
帰りは通勤の時間帯に差し掛かってしまったので、バスも道も混んでいて、とても疲れた。

     

        

2023/02/16

南宋御街から胡雪岩故居まで

 昨日は、居留許可更新のために公安庁に預けてあったパスポートを取りに行った。

帰宅途中で地下鉄をおりて、南宋御街に行ってみた。



以前、ここに行った時にはもっと栄えていたような気がするのだが、何だか寂れていた。ここは南宋の都臨安の中心で、道路の遺跡があるところ。Wikiには「御街は四孟(孟春、孟夏、孟秋、孟冬)の時、景霊宮(現在の武林路の西側、皇室祖先塑像の供奉の場所)に行くため、祖宗の朝拝の専用な道路であった」と書かれている。だから「御街」という。


              ↑道路の遺跡。地上からもガラス越しに見られる。

ここは南宋の街を再現しているというよりも、民国時代の西洋建築をそのままいまも使っている店が多い。



そこをつっきって、鼓楼まで歩くと、そのそばには「望仙閣」という塔がある。以前は中に入れたようだが、いまは閉めてあった。

              ↑鼓楼
               ↑望仙閣

そのまま帰ろうと思ったが、バス亭の近くにある「胡雪岩故居」に行ってみると、ここも無料で入れた。何年か前に息子と行った時にはいくらだったかな。ここは、清代の大富豪の邸宅で、庭園付きの迷路のように広い邸宅だ。説明を読むと、老朽化していたものを修復して今の状態になったということだ。胡雪岩は貧しい家に生まれ、一代で巨富を築いたという。

庭園では、やはり漢服を着た女の子たちが写真をとっていたし、結婚写真を撮っているらしい人もいた。

              ↑胡雪岩故居の庭園

そこからバスで帰宅。


2023/02/15

太子湾公園と武状元坊

 昨日はお天気がよかったので、太子湾公園に行ってみた。

ここは確か以前はデートの場所として知られていたと思う。ゆっくり散歩したのは初めて。

             ↑チューリップの芽がたくさん
あちこちにたくさんチューリップの芽が見られたから、チューリップの季節にもう一度来てみよう。
              ↑こんな水が流れる風景がきれい

             ↑風車もあります
そのあと、徒歩で武状元坊へ。ここはノーマークで初めて行ったが、思いのほかよかった。
ネットで見たら「絵のような美しさ」と書いてあったが、晴れた日のここの景色はたぶん絵にも描けない美しさ。南宋時代に武状元の劉必方という人が立てた牌坊らしい。


              ↑船も見えます
ここには、文人画家黄公望の旧居もある。
             ↑黄公望の像。奥に見えるのが旧居
その後、早めに帰宅。

今日もお天気がよくて、きれいな景色が見られそうだが、何だか疲れた。
午後から公安庁に行くと思うので、そのあとちょっと散歩するかもしれない。