2021/08/30

中国のむかしばなし

いろいろな電子紙芝居を使って授業をしてきたが、

日本のむかしばなしで多いのは、「恩返し」の話だ。羽衣伝説にかぎらずむかしばなしというものは、海外に似たような話が数多く存在するものらしい。しかし、「中国に同じような恩返しのむかしばなしはありますか」と聞いても、いままで「あります」という答えを聞いたことがない。中国の学生が教えてくれたことによると、農夫がヘビを助ける有名なむかしばなしがあるが、後に恩返しを受けるのではなく、そのヘビによって農夫が殺されてしまうのだという。 つまり、善行を施すにも相手を見なければならないという教訓になっているらしい。

ほかに、中国語学習の初歩の段階のテキストに「東郭先生」の話がよく載っているが、これも「悪人に善行を施したら、どこまでも食い物にされる」という教訓の物語であり、おひとよしを嘲笑する物語でもある。こういう物語が人口に膾炙しているということは、中国は日本よりもそれだけシビアな社会で、身内の結束は固いが、それ以外の人々に対しては警戒を緩めてはいけないということなのかもしれない。

2021/08/29

YOUTUBEで仏教のお勉強

 〇YOUTUBEに花園大学の佐々木閑先生のネット講義が上がっているので、それを少しずつ見ることにした。とてもわかりやすくておもしろい。スピリチュアルな部分がなく、客観的に仏教を分析しているので、わたしにも親しみやすい。1回10数分でかなりの回数がある。毎日できれば少しずつ見ていきたい。それにしても、こんなにいいものをただで見られるとはほんとうにいい時代になったものだ。

〇春月ねいさんのところに韓国のむかしばなしの話があっておもしろい。そういえば、韓国のむかしばなしなんて今まで全然しらなかったかもしれない。

前学期の寺の授業では、日本のむかしばなしのデジタル紙芝居を使い、かなり好評だった。その中に「かちかちやま」もあったが、もちろんばあさんは「ばばあじる」にならないし、たぬきが「ごめんなさい。もうわるいことはしません」とわびて、うさぎとおじいさんとおばあさんが許してやるという結末になっている。一応、授業を受けているのは大人なので、本当の話はもっと残酷なんだよということも話しておいた。

中国語の授業で使うむかしばなしと言ったら、春月ねいさんのところにもでてきた「アファンティ」とか、「ナーザ」とか、女媧の話などだろうか。ほかにも「三国志」の中のエピソードなどもあるかも。

しかし、わたしが中国のむかしばなしといって思い出すのは、日本では「ふしぎなやどや」という絵本になっている話である。この本の発売日からみてこの絵本ではないはずだが、同じ話が載っている本が小学校のとき学級文庫のなかにあり、子ども心にかなり衝撃をうけた。今の言葉でいうと「トラウマ級」というのだろうか。あと、菊の花の精の話。たぶんこれは「聊斎志異」にあるストーリーだと思う。わたしは菊の花がきらいなので、陶三郎が大きな菊になって倒れているさまなんか、いま思い出しただけでもぞっとする。



ほかに何かありますか。


2021/08/27

ずぶぬれ

 日中は暑いので、夕方日が落ちてから散歩を兼ねて買い物に行っている。

昨日も6時を過ぎてから、出かけて行った。家を出たときは雨もふっていなくて、うっすらと蒸し暑いような感じだったが、買い物を終えてスーパーを出たら、パラパラと荒い雨粒が落ちてきた。折り畳み傘を広げてさしたが、それほど強い雨でもなかったので、運動のために遠回りして帰ることにした。しかし、たちまちのうちに暴雨。歩いているうちに道が川のようになり、靴を濡らさないようにして歩こうとしてもどこも踝以上までつかるほどの雨量になってしまい、着ていたワンピースも胸から下は濡れて体に張り付いてしまう。遠回りをしてしまったので、その状態で15分くらいは歩かなければならなくなった。店の軒下で雨宿りをする人もたくさんいたが、雨がいつやむかわからないし、服も荷物も濡れてしまったので早く帰ったほうがよいと判断してそのまま歩き続けた。ときどき傘をさして歩いてくる人とすれ違ったが、そういう人の中で服がほとんど濡れていない人もいて、私はこんなにずぶぬれなのに何が違うんだろうと思ったりした。とにかく歩き続けて家に帰りついたが、服は下着までずぶ濡れだし、リュックの中に入れてあった荷物も濡れてしまった。リュックの中に入れてあったものを一つ一つ取り出して調べたところ、濡れてはいてもダメになってしまったものも特になく安心したが、名刺ケースの中の名刺まで濡れていて驚いた。


帰宅してからも雨は一時間くらい降り続き、そのあとはまた湿度も気温も高い夜。

今年の夏はこの土地にしては暑くないというが、もう本当に疲れた。日本も暑いらしいが、きっとここよりは、気候はマシ。…と「地上の天国」と中国で言われる「地獄」に住んでる私は思う。

2021/08/25

母の意地

 〇今日は寺まで。来学期の打ち合わせをしたいので来てほしいというので行ったのだが、

行ったらほとんど法師との雑談。法師は私よりもトークショーの人なのだ。しかし、それでも打ち合わせもした。


〇以前、週刊誌かなにかの記事に「浜木綿子は香川照之を母の意地で東大に合格させた」というようなことが書かれていた。東大に「母の意地」で入れるものなのだろうか。どういう理屈だろうと思った。中学受験だって、「母の意地」なんか役に立たないのに。

2021/08/23

だるい

 だるいし、湿度が高い。

改築工事中で、窓の外には足場が組まれていて、人が行ったり来たりするし、騒音もする。

すこしずつ本を読んでいる。いろいろな言葉を覚えてくると、「釈迦の仏教」はおもしろい。しかし、やはりむずかしくてよくわからない。

もう少ししたら、学校の授業の準備もしなくちゃいけないな。


〇少し前からDaiGOのことが話題になっている。10月くらいに「松丸家の育て方」という本がでるらしい。この家の四人の兄弟はみな天才らしい。わたしはあまり日本にいるときもテレビをみなかったが、東大卒の弟もなかなか人気者らしい。

 少し興味をもってネットでいろいろ読んでみたが、この家の母がなにしろすごい。母はもうなくなっているのだが、生前、子どもの勉強のために参考書を手ずから作ったり、「三時間勉強したらゲームをしてよい」というルールを作ったりする。そして、なくなったあとに「四男が東大に入る姿を見たかった」と書いてあるのが見つかるのである。

DaiGoの東大へのこだわりもすごいが、この母もずいぶん焚きつけたんだなと思った。

私なんか自分の仕事が忙しかったので、だるくて子どもの勉強なんかほったらかしにしてたな。塾に丸投げ。この家のこの母のエネルギーは何なんだろう。この本は「すばらしい子どもを育てるための手本」のような位置づけで出版されるのだろうけど、そうじゃない面で興味があるのである。本を買うのはシャクだなとも思うけど、出たら買ってしまうだろう。楽しみ。

2021/08/22

いろいろ思い出した

 あきこさんのブログを見て、うちの子どもたちの受験のことをいろいろ思い出した。


うちは息子は公立中学・公立高校とすすんだが、娘は私立中高一貫校に入れた。

息子がはいった高校は県内で進学実績トップと言われる高校だけど、私は受験のことだけを考えるなら、息子も私立に入れればよかったと思っている。夫は私とは違う考えをもっているようだが、子どもの受験生活に日々心を砕く母親と、他人事のような父親では考え方は違うだろう。

地域によって公立進学校のありようはさまざまだろうが、息子が入った高校の東大進学実績はほとんどが既卒である。現役で合格する子はたいてい放課後にSだとかKだとかの予備校に通っている。多くの子たちが高校生活をのびのびすごし、その後、大学受験に失敗して、SだとかKだとかの予備校の力で大学に合格する。それだって、「〇〇高校の進学実績」になるのだから、どうも高校の先生たちはそれでいいと思っているようだ。

実際、うちの息子も高三の夏まで部活をやり、その後、受験失敗、浪人ののち希望大学合格だった。

そうなると、後から計算してみると、必ずしも公立のほうが経済的だったわけでもなく、

さらに、浪人した分だけ長く、母であるわたしは子どもと一緒に神経すり減らす生活をすることになったわけだ。

ここで一年ロスをするということは、将来稼げる年月が一年減ったということでもあり、予備校の経費以外にも多大な金銭的なロスとなったともいえる。

もちろん、私は、こういうことだけで、単純に人生の損得を語れると思っているわけではない。しかし、そういう損があったことは明らかなことなのに対して、どういう得があったかについては今でもよくわからない。息子は「浪人した日々にも得たものはある」とのんきに前向きにとらえ、そういってくれた人も何人もいるようだが、いずれにしても、それを許す恵まれた経済的環境があってのことだ。それを忘れないでいてほしいものだ。





2021/08/21

うっとうしい

 先日から私が住んでいるアパートでは改築工事をしている。

騒音もひどいし、窓の外には足場が組まれていて、そこを工事の人が行ったり来たりするのでずっとカーテンも閉めっぱなしだ。

外に行こうにも、いきなり大雨が降ってくることも多いし、いつも蒸し暑い。

昨日も寺に行った。このところ、いつも授業が終わって食事がすむと、法師の部屋で雑談をしたり、来学期から使うテキストの作成について話あったりしている。

昨日もそれで暑い盛りにバスに乗って帰ってきたのだが、寺での食事が物足りなくて、もう一度食事をしようと思って入った家の近くのレストランで、ウェイトレスに「熱そうですね。エアコンの温度を下げましょうか」と言われた。私は汗びっしょりだったのだが、他の人はそれほど暑そうにしていない。ここで生まれて育った人は暑さに対する感度が違うのかもしれない。


〇最近、寺で食事を出してもらっても、またどこかで食事をしてから帰宅している。やはり、寺の食事は物足りないのだ。私のような年齢のものでもそうなのだから、若い出家女子たちはたいへんだろう。食事は食べたいだけもらえるが、どれも素食なので、やはり物足りない。このところ安居だったり、コロナ感染予防のためだったりで、お寺のお坊さんたちはずっと自由に外出ができないらしい。「最近はつまらない。暑いし、栄養も足りないし、夏休みもないし、どこにも行けないし」と話していた。出家していても、若い女の子たちだから、そう思うのも無理がないのだろう。

そうして、家に帰ったら、娘から電話があり、またそこでも「つまらない。暑いし、どこにも行けないし」という話。今年の夏は、みんなそうなんだから、しかたがない。みんなみんなが耐えている。悲惨な目にあっていないだけ、幸せだと思うしかない。

早くコロナがなんとかなって、みんなが楽しくすごせるようになりますように。


2021/08/18

わかったようなわからないような

 わかったようなわからないような仏教学習を続けています。

電話でそのことを息子に言ったら「そのうち教祖様になったりするんじゃない?」と言われましたが、別にわたしは信心する気はありません。

講義の内容は今週は大乗に移ってきましたが、アビダルマの時代と大乗とでは全く違う宗教じゃない?講義では落ちこぼれかけているので、講義が終わってから大衆的なわかりやすい本を探して読んでいます。とりあえずは「100分DE名著」の仏教関係のものを読んでみようかと思っています。このレベルの人は講義を受けている人の中でたぶんわたしだけ( ;∀;)

2021/08/16

北京オリンピックまで

 日本のような深刻な状態ではないとはいえ、中国では南京周辺をはじめとするいくつかの地域でまとまった感染者がではじめて、いったんは適当になっていたコロナ感染防止のための管理がまた厳しくなり、ビザに必要なインビテーションも出さない地域が増えている。

たぶん、このままでは夏休みにつづき、国慶節の休みも厳戒態勢が続きそうである。

〇最近、雨の日が多い。日中でも電灯をつけて暮らしている。なんとなく鬱っぽくなってきそうだ。やることはいろいろあるが、夜は眠れず、昼は眠くて、やる気がおきない。

早く学校がはじまったほうが、毎日張り合いもでて、仕事がはかどりそうだ。




2021/08/15

いつのまにか

 日本でもそうだろうが、中国でも最近コロナのせいでどんどん行動範囲が狭くなって、おもしろいこともない生活をしている。いきなり大雨が降ってきたり、猛暑になったりするので、遊びに行けても行く気もしないだろう。


先週末に寺の授業に行くときも、朝、タクシーに乗ったら急に大雨が降ってきて、寺から「あまりにひどい雨で危険だから午後に来てください」という連絡が来たが、もう家を出てしまったのでそのままでかけていった。タクシーを降りたらもう小雨になっていたが、寺の前の道が川のようになっていて、待っていてもしかたがないのでそのままざぶざぶと踝まで水につかって歩いて寺まで行った。こんなことばかりなので、もうどこに行くのも面倒。

今日も、気が向いたら、仏教の勉強をしようかと思う。来週まで仏教のネット授業。それが終わったら、来学期の準備の続きをしようかと思っている。つまらない夏。

〇しかし、日本のニュースを見ると、たいへんなことになっている。

このところニュースは読んでいたが、YOUTUBEで日本の報道を見たりはしていなかった。もはや関東も医療崩壊?それに水害。どうなるんだろう。

2021/08/10

今日もネット授業

 今日もネット授業。午前と午後に一時間半ずつ。

予習したときにはちんぷんかんぷんだった資料の文章が、先生の解説を聞くとわたしでもそれなりにわかる。(もちろんわからないこともある)

しかし、それもその場限りだ。見慣れぬ言葉や概念が多すぎて、右から左へと頭を抜けていく。それに、なぜこんなに複雑なことを議論したのだろうと怠け者のわたしにはその動機がわからない。こんなわたしでもこうやって聞き続けていけば、少しずつでもわかるようになるのではないかと期待しているが、どうなるだろう。

それにしても、こんなんだから、日本では、一気に「南無阿弥陀仏でオッケーということにしよう」とか、「南無妙法蓮華経でオッケーということにしよう」ということになったんだなあ、きっと。

2021/08/09

何だかわからないうちに

 なんだかわからないうちに毎日がすぎる。

そんなに気温は高くないが、湿度が高くて体力を消耗する。


中国語のビデオ見ながら、ぼちぼち仏教の勉強中。

今日から、浙江大学にいる日本人の先生の仏教のネット授業を仏学院の人たちと一緒に

見ることになった。資料をもらったが、むずかしー( ;∀;)。

大衆向けの本を四五冊読んだだけのわたしに理解できるんだろうか。

でも、本と一緒でわかってもわからなくてもそのうち少しはわかるようになるだろうと楽観的な気持ちで臨むことにする。



2021/08/03

今日も読書

 昨日はさらに「池上彰と考える仏教って何ですか」を読んだ。さすがわかりやすい。前日に読んだ本と内容が食い違っているところもあったが、いろいろな解釈があるのだろう。

 その次に、「仏教が好き!」(河合隼雄・中沢新一)を読み始めたが、書名のカジュアルさからとっつきやすい本かと思ったら、知識がない私にはこの二人の会話が何を言っているのやら皆目わからない部分が多い。しかし、それでもわかる部分が全くないわけでもない。とにかく、わかってもわからなくてもどんどん読んでいけば知識も増えていくだろう。

 それにしても、AmazonUnlimitedが使えないのは残念だ。あれが使えたら、月千円で仏教関係の本がたくさん読めるのに。しかし、昨日、ついに学校から「省外に出るな」というお触れがあったので、遊びにいくこともなくなったし、本代くらい惜しまないことにしよう。


〇ついに日本は医療崩壊。軽症、中等症は自宅療養だと言っているが、中等症ってもう肺炎をおこしている人だ。家族がいる家で、素人が感染を防ぎながら看病なんて無理だろう。さらに一人暮らしで、家で療養など、生活の不便や肉体的苦痛もさることながら、どんなに不安なことだろう。うちの息子は職域接種二回すませたが、娘のほうは職域接種が中止になったままだということだ。娘は田舎に住んでいて、車で会社とアパートを往復するだけの生活だし、小学校二年生くらいからいままでほとんど風邪もひいたことがないので、積極的に接種しようとは思っていないらしい。慢心しない方がいいと思うが。

2021/08/02

まず一冊

 「日本仏教の歩み」という本をとりあえず読了。

あまりに知識がない私にとっては、新しい知識が多すぎて、読もうとしても目が素通りしてしまったり、読んでも頭から即座に零れ落ちたりしてしまったりすることばかりだったが、

一応、おもしろいこともいろいろ書いてあった。

たとえば、日本仏教が「葬送儀礼」の宗教になってしまった理由とか、檀家制度の起こりと機能だとか、日本の僧が結婚したり、肉を食べたりできるようになったのはなぜかとか…。

 次は池上さんの本でも読んでみようかな。


2021/08/01

興味ないけど

 お寺で「仏教日語」のテキストを作るので、協力してほしいと言われた。

仏教の交流に必要な単語や内容に特化した日本語のテキストを作るらしい。ぜんぜん知識なしでやってもおもしろくないので、少し自分で仏教について勉強することにした。ほんとうは宗教には興味はない。他の人がするように、神社仏閣で賽銭を投げて願いごとをすることなども何十年もしたことがない。哲学や倫理としてなら理解できそうだけど、神秘的な部分まで信じられるような気がしない。だけど、多くの人が信奉する何かなら、そこにはそれだけの何かがあるのだろう。一度の人生だし、試しに知ってみる価値はあるかもしれない。

 …と本を何冊か買ってみた。この夏はどうせあちこちに行けそうもないから「仏教の夏」にしようかな。


〇それにしても、日本の全国の感染者数が12000人。昨日、買い物に行った帰りの地下鉄の中でそれを見たら、頭がフリーズした。「メダル獲得なるか!!」と「感染者12000」が同時に存在するYahoo!ニュースは、実にシュールだ。「感染者12000」の現実の中で、五輪を楽しむことができる人もいるのだろうか。外出もままならないから、そうするしかないのだろうけど、コロナの危機と都民一人あたり10万円の負担を考えたら、楽しむ気にもなれなさそうだ。しかし、そこにある日常の中では、それは意外と成り立ちうるのだろうか。「この世界の片隅に」のなかでいよいよ身に危険が迫るまでは、戦時でも意外と普通の生活のおだやかさがあった様子が描かれているみたいに。ここから感染爆発がさらに進んで深刻な事態に進むのかもしれないし、デルタ株は感染力は増しても弱毒化しているそうだから意外となんとかなるのかもしれない。後者であってほしいけど。