2022/12/28

腰痛と眼の疲れ

 今週は昨日と今日に二コマずつネット授業があって、それで今学期の授業は終わりになる。

昨日、朝起きたら体調がいいので、お粥とコーヒーで朝食をとって、その後、金曜日以来のシャワーを浴びている時に、ぎっくり腰ぎみになってしまった。

ロキソニンテープを貼って、テンション上げて、「元気そうに」二コマ授業をこなした。

そうしたら、どっと疲れが出て、午後からはまた寝てすごした。

本をよもうと思ったが、いつもはそれほど目が疲れないわたしなのに、目が疲れてしかたがないので、結局は何もせず。

今日も、午前中に二コマこなす。まだ少し腰痛。喉の調子はまだ悪いが、普通の風邪なら、マスクして出勤してしまうレベルだろう。

たぶん、腰が痛くなったり、目が疲れたりする原因は、全身がまだすっかり回復していないからだろう。今日も無理しないで、ダラダラすごそう。

発症から7日経ったら、大物洗濯したり、掃除をしよう。それまではのんびり。


〇昨日の話で一人でいろいろ思い出し笑いしている。

子どものころ、家に「ひよしまる」という絵本があったが、母がそれを「しよしまる」と読んでいたことなど。それと家では母が「ひし形」のことを「ししがた」と言っていて、小学校で「ひしがた」というのだと知ってちょっと衝撃だったこと。それに、ひなまつりに飾るのも、我が家では母が「ししもち」だというので、わたしたち兄弟も「ししもち」だと幼少のみぎりには思っていたこととか。


2022/12/27

杭州方言

春月ねいさんのところで話題になっていた杭州方言だが、

杭州方言話者はもはや絶滅に瀕しているらしい。わたしが勤めている大学の中文系でも卒論にそれをテーマにする人がいるくらいだ。

学内にはかなりの地元の学生がいるはずだが、地元の学生同士でももはや方言なんか使わない。ときどき耳にすることがあるが、それは老人ばかりである。

うちの夫やその兄弟は家族の中では杭州方言で話しているが、義兄の娘(いまたぶんアラフォー)は子どものころから普通話しか使わない。

たぶん、その世代が「聞けるけれど話せない(話さない)世代」であって、次の世代になるともう「聞くことも話すこともできなくなる」のだろう。

こういう事情は中国の他の地域でも同様なはずだが、なぜか杭州など呉方言の地域が突出しているようだ。

語言大学で方言学を履修した時には、絶滅に瀕しているのは、少数民族や僻地の方言なのかと思っていたが、なんと杭州方言ももうわずかな期間で消えてしまうことになりそうだということらしい。 



杭州话即将消亡!100个人里只有9人能说好杭州话,人数全国倒数... (sohu.com)

2022/12/26

コロナにかかった(ようだ)

 たぶん、コロナに罹ったと思う。抗原検査キットが手に入らなかったので、陽性を確認していないが、状況から見てそうだろう。

金曜日の夜から38~39度の熱がでて、今日は平熱に戻った。普通のインフルよりも軽くすみそうだ。

2日に一回、夜の空いている時期にスーパーに行く以外、外出しなかったし、誰とも会話しなかったし、そばで咳をしている人もいなかったし、一体どこで感染したんだろう。

エアロゾル感染?それとも商品にウィルスがついていたのだろうか。

同じ大学の日本人の先生もコロナに罹ったらしいと微信で連絡してきた。「らしい」というのは、その人も抗原検査キットが手に入らなかったからだけれど、今の時期に高熱がでるのはコロナに違いないだろうとのこと。マンションのエレベーター内でエアロゾル感染したとしか思えないとのこと。

いずれにしても、今回流行しているコロナは、マスク・手洗いでは防ぎきれない感染力のようだ。

Yahooニュースを見ていると、これから春運にかけてどんどん感染が拡大すると書かれているが、もうすでにここまで感染しているのだから、そのころには収束しているような気もする。微信のミニプログラムではこの市ではもう半数くらいの人が感染したことになっているが、わたしや同僚の先生のように家で休養して治ってしまった人などはここに含まれないから、実際はもっと感染率は高いだろう。

こうしてコロナはもう少しで直ってしまいそうだが、今ごろになって風邪薬が届いた。しかも開けてみると注文したのとは違う薬が入っていた。たぶん在庫がなくなり、効能が同じようなものだから、これでも送っとけという気持ちで送ったのだろう。もうどうせいらないので、どうでもいいけど、適当な商売しているなと思った。


2022/12/21

今でもよくわからない中国語

 大学でも大学院でも中国語を習ったのに。

そして、長い間、中国語で仕事をしてきたのに。(わたしは結構優秀な方だったと思う)

ああ、それなのに、それなのに、いまだによくわからない中国語。

それは中国語がお互いの常識の上に理解がなりたつ言語だから、習った文法だけでは判断できないことにある。

たとえば、

1.「胜」と「败」は反义词(反対語)だが、下の文の意味は同じになる。

中国队打败了美国队。

中国队打胜了美国队。

えええ、どうして?

2.たいていの場合、「他走了」と言ったら、彼はすでに去ってしまってここにはいないが、「我走了」と言ったら、私はまだここにいる。これから「行きますよ」という意味。

同じ形なのに、どうして?

3.妈妈给孩子吃蛋糕。

      妈妈给孩子买蛋糕。

  これは同じ形で動詞が違うだけの文だが、上の文だと「吃蛋糕」の動作主は「孩子」だが、下の文だと「买蛋糕」の動作主は「妈妈」になる。これも、文の背景にある「常識」から判断したもので、その常識に照らし合わせて、異なる文法解釈になる。

3.中国語の文の解釈は語順に依存すると言われるが、

     一锅饭吃十个人。

     十个人吃一锅饭。

     この二つの文の語順は逆だが、どちらも「十人で一つの鍋の飯を食べる」と同じ意味になる。

  ほかにも「走了三个人」「 三个人走了」や「妈妈死了」「死了妈妈」など多数。(ニュアンスは違うが、どちらも成り立つ)

4.名詞の格が文に現れないが、それも「常識」に基づいて解釈。

  晒太阳 

     晒被子

  上の文は「日に当てる」、下の文は「布団を干す」。「太阳」「被子」は格が違うがそれは文には現れない。

     卖苹果

     卖五块钱

  これもそう。上の文は「りんごを売る」。下の文は「5元で売る」。日本語の場合は、格は「を」や「で」などの格助詞で表されるが、中国語ではなくてOK。


こういうことは中国人に言うと、「ああ、ほんとうだ。おもしろいね。いままで気づかなかった」と言われることが多い。これらの文法的解釈をしてくれる中国人もいるが、わたしが言いたいのはそこではなく、形が同じなのになぜ文法的解釈が異なるのかというところだ。

中国語のふしぎなところは、ほかにもたくさんあるが、もう疲れたのでここまでにします。  



2022/12/19

一週間で何もかも変わった

そういえば、学校での授業は全部中止にする連絡が入ったのは、先週の月曜日だった。ほんの一週間前。その日は、マスクもしないで学校に行き、中国人の先生と雑談したり、学生にクッキーあげたりした後に、地下鉄に乗って帰宅したのだった。

その前の金曜日には、法師に呼び出されて仏学院に行ったが、そのあとものんびりとMUJIで買物して、カフェで食事して帰宅したのだ。

それから、新しいスマホやコートを買って届けてもらったり、先週の前半くらいまでは普通の生活をしていた。それが急にレストランにも人影がなくなり、快递もなかなか届かなくなってしまった。

あと一~二週間くらいは外出を控えることにしよう。そのうち、感染のピークを超えたら、何でも買えるようになりそうだし、そのころなら罹っても病院も空き始めるかもしれないし。

〇昨日は家で遭遇じゃなくて曹禺の「北京人」の映画を見た。

中国ではよくある封建大家族の没落物語。役に立たない男ばかりの中で、采配を振るっているのは長男の嫁で、没落しつつある家を支えるために孤軍奮闘している。それなのに夫はこの家に寄寓している親戚の女性と恋仲なのである。そういう境遇の中で彼女は病的に嫌味な性格になり、夫にも、その恋人の女性にも、息子の嫁にもつらくあたる。

最後に結局、この家は没落し、一家は離散する。

この物語にも、曹禺の「雷雨」や「日出」にも登場するような悲惨な境遇に置かれたために人格が崩壊してしまった人物が描かれている。

わたしはそういう人物が好きだ。いやな奴かもしれないが、その境遇に置かれたら、自分だってそうならずにいられるだろうか。その痛ましさに心惹かれるのだが、きっと作者の曹禺もそうなんだろう。

今日もひきこもり

 今日は午前中はネット授業。

〇昨日の夜、盒马にでかけて、マスク30枚とのど飴とスポーツドリンク2本を購入した。

ネットで購入した風邪薬とマスク100枚は輸送中。もう一種類の風邪薬と解熱剤はずっと出荷待ちになっている。

薬とマスクはこれくらい買えば大丈夫そうだが、抗原検査キットは手に入らない。タオバオや京東などで、一日に何度か売り出されるのだが、そのたびに買いそびれる。イメージとしては、入手困難なコンサートのチケットを買う時のような感じだ。

同僚の先生たちとチャットした時にそのことを言ったら、「実店舗を何軒か回ったほうが買える確率が高いのでは?」と言っていたが、それで感染したら元も子もない。

〇市からの知らせでは「陽性でもむやみに病院に行かないように。38.5度以上の熱が三日以上続くか、呼吸困難の場合は受診を勧める」とのこと。近所の発熱外来はスマホアプリで調べられるが、夜でもほとんど「忙碌」か「拥挤」となっている。高熱でそんなところに行くのはたいへんそうだから、やはり感染しないようにするのがいちばん。

2022/12/18

気が抜けた

 つい最近まで「今学期を一週間繰り上げて終わらせる」ためにとても忙しかったのに、それが取り消しになって在宅でネット授業をすることになったら急に暇になって気が抜けたのか、何もする気がしなくなってしまった。

 わたしが住んでいるあたりにはクリスマスのころにコロナの感染のピークが来ると予想されているらしいが、北京や天津などはもうすでにピークが来ているらしく、ツィッターや他のSNSでは次々と中国在住の日本人の感染が伝えられてくる。

 それが気になってSNSを頻繁にチェックしたり、薬をネットで買い足したりしていて、結局、土日はこれといったことをしていない。

 ネットで在庫がある薬を見つけても、発送や配達をするスタッフがコロナに感染して不足しているらしく、なかなか届かない。とりあえず、法師からもらった薬と板蓝根があるし、明日、解熱剤が届くようだから、それで何とかなりそうだが。マスクもいまのところ70枚くらい持っているが、念のため100枚買い足した。しかし、それもなかなか発送されない。

 ネットアプリで見ると、このあたりは中国の中でも最後に感染の波が来るようだから、そのころには他の地域からの引き合いが減って、物が届きやすくなるかもしれない。とりあえず、感染して苦しむのはいやだから、引きこもりを続けようと思っている。

2022/12/13

そんなにぜいたくできない

 もうこの年になったら、自分にやさしく生きていきたい。

と思っても、春月ねいさんが言うように、コーヒー、お茶、シャンプー、石けんなどをいいものにするとか、そのほかせいぜいお米や醤油をいいものにするとか、そういうことくらい。

以前は帰国するたびに観劇をして、帰りに一人でお茶すれば、十分に満足だった。

いまはそうそう観劇もできないが、家でゴロゴロしながら好きなだけ本を読めれば、もうそこそこ幸せなのである。

無理してそれ以上のぜいたくをするのも、かえって疲れるしストレスになりそうだし。

世の中にもっと幸せなことって何かあるんですか。


〇石けんといっても、牛乳石けんで十分に満足。

以前はマジックソープというのを使っていた。いろいろな香りがあって楽しかったが、

それ以外は牛乳石けんとそれほど違いがなかったような気がして、また牛乳石けん。

2022/12/12

行ってすぐ帰る

 今日、学校の通勤バスの中で、釘釘上でさかんにやりとりがおこなわれているのに気が付いた。見てみると、学生の中に陽性者が出たので、急遽、今日から三日間授業が休講になるとのこと。学生はこの三日のうちに帰省させるので、その後は年末までネット授業になるそうだ。

今日、中国語の勉強を見てもらっていた二人の学生との最後の授業だったので、お礼に缶入りのクッキーを二つ持ってきていた。これを持ち帰るわけにもいかないので、彼女たちに連絡して、「もう今日は授業がなくなったので、プレゼントだけを渡したい。図書館の前で待っていてください」と連絡した。二人のうちの一人が取りに来たので、二人分のプレゼントを渡し、簡単にお礼をした。

その後、もうすることがないので、地下鉄で帰宅。

木曜日からネット授業になるが、どうやって今やっている授業をネットですればいいのか考えなければならない。当初考えていたのとは全然違った授業にして、授業数を消化してしまうこともできるのだが、それでいいのだろうか。

こうして右往左往を繰り返して今学期が終わってしまう。学生もこの三年間ずっと落ち着いて勉強ができなくてかわいそう。

2022/12/10

寺に行く

 このところずっと寺の授業はオンラインだったのだが、法師が「試験のことなどで話したいことがあるので一度来てください」というので、午前のオンライン授業が終わった後にでかけていった。これでは何のためのオンライン授業なのかわからない。

霊隠寺の近辺は、平日なのに観光客がそこそこいた。どの寺の入り口ももう健康コードのチェックなどはしていないようだった。

寺に着くと、法師と三時間世間話をし、その後、15分程度試験の話をして帰ってきた。

法師のお呼び出しはいつもそんな感じ。たぶん、元大学教授の法師はふつうの坊さんたちとは話があわないので、何かストレスが溜まって話し相手が欲しくなるとわたしに「コイコイ」と連絡をしてくるのだろう。

その日の話はここには書かないが、わたしが聞いてもちょっと残念な話だった。法師はさぞや傷心であろう。

帰りに「コロナに感染したらこれを使ってください」と風邪薬をもらった。中国人はみんな風邪薬を買いに走っているらしいが、わたしは情報弱者だからそんなことまで考えていなかった。とりあえずよかった。


2022/12/07

今日もいろいろあって

 急に期末テストを繰り上げておこなうことになったので、あわって試験問題を作った。

その後、印刷して担当の先生に渡したら、「表がちょっと歪んでいるところがあるから直して」と言われ、USBメモリを鞄から出してチャチャッと直した。

翌朝、それを鞄にしまいわすれて学校へ。USBメモリのデータは別の予備のUSBメモリにバックアップしているのだが、鞄の中にそれも見当たらない。

しかたがないので、PPTなしで授業をした。つまらない授業にならないようにテンションあげて授業をしたら、二コマで疲れ果てた。ボロボロになって事務室の机の引き出しをあけたら、そこに予備のUSBメモリが…。なんだ、こんなところに入れたのか。

〇「コロナの流行が深刻だから」という理由で冬休みが前倒しになるという連絡を受けたのと同じ日に、「コロナの流行の実際状況に合わせて」という理由でコロナ対策を緩和するという連絡が来る。コロナ以外にいろいろな問題が絡んで、こういうややこしい状況にある。

そういう煽りを受けて、年末は私用なんて少しも片づける暇がなく、休日出勤や夜間出勤でこれからてんやわんやの日々を送ることになる。中文系の学生ボランティア二人にずっと会話の練習の相手になってもらったり(日本語教師は中国にいても中国語を話す機会があまりない)、作文を見てもらったりしていたのだが、彼女たちの授業も休日や夜間に行われるようになるわけであるので、急遽、来週月曜日をもってこの中国語学習も終わることになる。とてもいい子たちでおしゃべりが毎回楽しかったので、とても残念。

〇こういうわけで明日は連続8コマ授業。



毎日いろいろあって

 急に試験が前倒しになって、バタバタしています。

今学期を早く終わらせるために、土日や夜にも授業をするらしいです。