昨日も今日も午前中に授業をして帰宅すると、どっと疲れて昼寝をしてしまう。
夜もしっかり眠くなる。春になったせいかもしれない。
読書とペン習字とストレッチはペースを落としながら、毎日続けている。
外は相変わらずそんなに暖かくならないけれど、肩が痛いのもいつの間にか治ったようだ。
中国で日本語教師。家族四人。中国二か所、日本二か所で、全員別々に生活しています。 翻訳者→大学院生→日本語教師。 https://x.com/ymznjp
昨日も今日も午前中に授業をして帰宅すると、どっと疲れて昼寝をしてしまう。
夜もしっかり眠くなる。春になったせいかもしれない。
読書とペン習字とストレッチはペースを落としながら、毎日続けている。
外は相変わらずそんなに暖かくならないけれど、肩が痛いのもいつの間にか治ったようだ。
日曜日は『長恨歌』の続きと和田秀樹『本当の人生』を読んだ。
『長恨歌』では、主人公の王綺瑶が「ミス上海コンテスト」に出場して三位になり、彼女にコンテストに出るように勧めたカメラマンの程先生との間にほのかな関係が生まれるところまで読んだ。あまりたくさん読めなかった。
それと『本当の人生』。これは新書で読みやすい本なのでさらっと読めた。
以前はこの著者があまり好きではなかったが、最近YOUTUBEで彼の動画を見ているうちに、とても共感するようになり、好きになった。
『本当の人生』では、第二の人生はしがらみや常識や世間体を忘れて、本当の自分がしたいことを前向きに楽しんでいきましょうということが書かれている。
わたし自身これからは(これからも?)もちろんそうやって生きていくつもりだが、こういう本を読むとさらに勇気づけられる。女性に生まれると、周囲のケアをして当然と思われがちで、わたしの母などはそれだけで人生が終わってしまったような気がする。それは母が望んだことかもしれないけれど、それを見てきたわたしはそんなふうにはなりたくない。自分のお金も時間も健康も、これからは自分の最後の時間を楽しむために使いたいと思っている。
今日は土曜日買い物に。
買い物ついでに映画も見た。『拼桌』。「相席」という意味だ。
舞台は上海。主人公は編集者の女性A。ある作家から原稿をもらいたいが、断られている。
恋人Bもいるが、彼女とのデートも忘れるくらい仕事に忙しい。
昼食のために行くレストランでいつも相席になる男性Cと次第に食べ物についての話しをするようになり、意気投合。
そんなある日、Bからダイヤの指輪を渡される。とまどうA。
あるとき、BとCがバスケットボール友だちであることをAは知る。
A、B、Cとその仲間たちで食事をしている時に、Bが「自分は北京で大きな仕事をすることになった。だからBと結婚して一緒に北京に行くんだ」とみんなに言う。
まだBとの結婚を了承していないAは憤慨する。AとBが恋人同士であることを知ったCは他の女性と見合いをすることにする。
Aは作家に祖母が作った唐辛子の薬味?をプレゼントし、故郷の味に喜んだ作家は彼女に原稿を渡す。作家はなんとBの父親だった。
AはBに別れを切り出し、Bは北京には行かないから別れないでくれと言ったが、結局、AはCを選ぶ。
…という話。あまりおもしろくなかった。自分の仕事にしか興味がない男性を捨てて、生活感覚のあう男性を選んだというよくあるストーリー。レビューを見たら、星7つくらいを付けている人が多かった。まあ、そんなものでしょう。
それとは別にちょっと気になったことがあった。
Cが見合いで日本式の焼肉屋にいく場面がある。相手の女性がレタスで肉を包んで食べていると、Cが「日本では食材の味を大切にするから、そんなことはしない」と言い、女性に焼いた肉に砂糖をつけて食べるようにいうのである。何それ?と思った。
昨日、なんとなくクレジットカードの明細を見ていたら、「キプロス」で数千円使ったことになっていた。さらに見てみると11月から毎月明細に載っている。
ネットで調べてみると、あるPDF編集サイトの請求だということがわかった。たしか昨年の评估の時に書類をPDFで提出するようにいわれて一度そのサイトを使ったことがある。
一度使って150円のはずだったが、それが自動継続されて毎月数千円になっていたのだった。最初にそのサイトに支払いをした時に来たメールを探してみると、そこにそのまま自動継続になると確かに書かれていた。ちゃんと見なかったわたしが悪い。また、カードの明細も何か月も見なかったわたしが悪い。でも、最初にサイトを見た時には自動継続などと書いてあったおぼえがない。
ネットで検索すると、わたしと同じようにそのサイトで一度のつもりで課金してサブスクになっていて驚いた人が何人もいた。
そうやってわかりにくいやり方で、一度だけの課金だと思わせてサブスクにするやり方なのだろう。
そのあと、昨年の评估の書類を作るために学校の中国人の先生にやるように言われて、あるスマホアプリをダウンロードして1元課金したことを思い出した。1元課金すれば、できあがったPDFに広告の文字が入らないからということだった。あれはそういえば、その後どうなったのだろうと思って、アプリを見てみると、それもその時払った1元は7日間の試用期間の料金で、その後、自動継続になり、三ヶ月ごとに二回66元が支払われていた。
同じ時にそのアプリをダウンロードした先生の何人かにそのことを話したら、みんな自動でサブスクになっていたことを知らなかったと言って、解約した。
わたしたちにそのアプリに課金するように言った中国人の先生も、自動継続になることは知らなかったのだろう。他にも同じアプリを使っていた人が何人もいるようすなので、一応、その人にそのことを言ったほうがいいと思うのだが、SNSで言うと、どういう気持ちで言っているか相手に伝わらないし、気まずくなるといけないので、来週あったら慎重に伝えてみようと思っている。
このように一度使用しただけだと思っていたのに、知らない間にサブスクになっていることがあるので、注意しましょう。
今日は授業がないので、午前中は家でペン習字をしたり、動画を見たりした。
午後になって、書店に行って面白そうな本はないかと見てみたが、結局、何も買わなかった。
もうあと数か月で引越しをするので、読まないかもしれない本なんか買わないほうがいいかもしれないと思ったのだ。
片児川を食べて帰宅。別に好きではないけど、こういうものも日本に帰ったらもう食べることもないだろう。
家に帰って、積んであった王安憶『長恨歌』を読み始めた。この本はなかなか本題に入らないので、最初のほうは読んでいるとすぐ眠くなってしまう。あまり頭に入らなかったが、適当に第一章を読み飛ばして、やっと第二章に入った。ここで主人公の王綺瑶がやっと登場する。友人の従兄が働いている映画の撮影所に出入りするようになるところまで読んだ。このあたりになると大分読みやすくなる。
映画化もされているようなのだが、ネットで全篇見られるところは見つからなかった。
まあ、明日もぼちぼち読もう。
今日も午前中は授業。午後二時まで学生のノートの添削。
お昼休みを長くとって、おしゃべりしながら食事をする先生も多いが、わたしは一人でサッと食べて仕事を早めに終わらせて帰宅している。
昨日と今日とで『第二炉香』を読んだ。こちらのほうが『第一炉香』よりも読みやすい。
主人公は香港の大学で教授と舎監を務める40代のイギリス人ロジャー。
彼は21歳のスージーと結婚することになっている。
スージーは母と姉と妹と暮らしている。姉はいったんは結婚したのだが、運悪く相手が変態の畜生だったために出戻ったのである。
ロジャーとスージーが結婚するというのに、スージーの母と姉が祝福するでもなく様子がおかしいので、ロジャーはおもしろくない気分になる。
二人が結婚した日の深夜、着の身着のままロジャーの寝室から逃げ出したスージーを学生たちが見つける。ロジャーがスージーに変態的なとんでもない行為をしようとしたために逃げ出してきたのだとスージーは言う。
朝になるのを待って学生たちはスージーを学長のところにつれていくが、学長はとりあわなかった。そこで学生たちはスージーをロジャーとは敵対関係にある教授のもとに連れて行く。
この顛末を知ったロジャーは、スージーの姉の夫は自分と同じように普通の男性だったのかもしれないと思う。スージーの母は厳格に娘たちが「性」に関する知識に触れないように育ててきたのである。
ロジャーとスージーはいったんは仲直りをして、海外に長期の旅行に行ってそこでお互いに対する理解を深めようと計画する。よろこんで旅行のしたくをするスージー。
しかし、ロジャーが学長に休暇を申しでたときには、学生たちの間にも教師たちの間にも、さらには香港のイギリス人コミュニティすべてにロジャーが変態的行為を妻に迫ったという噂が広まってしまっていた。
ロジャーは大学を辞めようとするが、学長にせめて期末試験が終わるまでの三週間はいてほしいと言われ、針の筵にすわるようないたたまれない気持ちでその三週間をやりすごした。ロジャーは他の土地に行くことを考えたが、スージーが行きたがらないし、一人で行くなら二つの家を維持しなければならないが、その経済力もない。離婚しようと思っても、イギリスの法律では、そう簡単には離婚することもできない。スージーの姉はどうやって夫と別れたのだろうか。
ロジャーは同僚の教授の家に招待され、そこでスージーの姉の夫は自殺したのだということを知る。
帰宅したロジャーはガス自殺によって生涯を閉じる。
またしてもこんな鬱展開だった。
午前中は授業。午後は午後二時まで学生のノートの添削。
帰宅して字の練習をして、少し昼寝。…のつもりが夕方まで寝た。
『第一炉香』を読み終わり、ついでに『第一炉香』の映画もネットでみつけて見た。
『第二炉香』のほうは映画化されていないらしい。
小説のあらすじはこんな感じ。
主人公の葛薇龍は上海事変から両親とともに香港に逃れてきて二年になる。香港の物価は高くなるばかりで持ち金を使い果たした両親は上海に帰ろうとしているが、薇龍は香港に残って大学を卒業したいので、学費と生活費の支援をしてもらうために会ったこともない叔母の梁太太を訪ねる。梁太太は薇龍の父の妹であるが、若い頃に還暦を超えた男性の第四夫人となり、それに反対した薇龍の父とは音信不通となっている。
夫を亡くした後、梁太太は夫から引き継いだ大豪邸を社交の場として贅沢に暮らしていた。梁太太は薇龍を家に住まわせ学費の援助をすることに同意する。しかし、梁太太ほどの海千山千の女がただの善意から姪の援助をするわけはないのである。
薇龍は心の中では、たとえ自分は梁太太の世話になったとしても、その影響を受けずにしっかりと勉強して大学を卒業しようと思っていた。しかし、梁太太が彼女への援助を引き受けたのは、若い姪を利用して自分のパトロンである司徒協をつなぎとめようとしたからである。
薇龍は次第に叔母の家のきらびやかな生活に心を奪われ、当初の志を失っていく。
薇龍のボーイフレンドも梁太太にたぶらかされて奪われてしまう。
薇龍は梁太太の家に出入りするハーフのプレイボーイである喬ジョージと付き合うようになる。ジョージは富豪の息子だが、働くことも考えず、複数の女性と遊びくらしているために、父から疎まれ、将来、父の財産を相続することは望めない。彼は薇龍を誘惑したが、もちろんまじめに付き合う気はなく、梁太太の家のメイドにも手を出している。
そのことを知った薇龍はメイドと悶着を起こしてしまう。結婚前に使用人と男をとりあって争ったということになれば、もう薇龍は良家の娘としての価値を失ってしまう。薇龍は上海に帰って、人生をやり直そうとするが、梁太太は言う。「このことはきっとあなたの父の耳に入るだろう。そうしたらあなたの両親は許さないに違いない」
結局、香港に残ることにした薇龍はついにジョージと結婚する。
ろくでなしのジョージのために、薇龍は梁太太のようなやりかたでお金を手に入れることにしたのである。(小説でははっきり描かれないが、映画では薇龍が司徒協の愛人のようなことをしているようすが描かれる)
梁太太はジョージに言う。「あと七年か八年で薇龍の収入はずっと減るだろう。彼女が稼げなくなったら離婚すればいいのよ。イギリスの法律では、姦通なら簡単に離婚できるから」
こうして薇龍は梁太太とジョージの二人に食い物にされるようになる。
大晦日の晩、街にでかけた薇龍とジョージは街娼を目にする。薇龍は「自分は彼女たちと同じだ。ただ違うのは、彼女たちはしかたなくやっているが、自分は自ら進んでやっていることだけだ」と思って涙を流す。
その後、薇龍は梁太太の言葉通りジョージに捨てられるのだ。
…というストーリー。
やり手で世故に長けた梁太太も実は本当の愛情を知らず、薇龍のように尊厳を削られるような人生を送ってきたのかもしれない。薇龍は自分の人生を自分で選んだように思っているが、実は梁太太の手の平で転がされ、転落させられていったのだと言える。梁太太が何かにしかえしでもするかのように薇龍に自分と同じ道を行かせたのだ。
こういう転落への道は、他人事でなく、日本でも女性にとっていたるところに開けているという感じがした。そういえば、バブルの頃の日本でも、よく考えもせずに「お金持ちのおじさんにマンション買ってもらいたい」などと軽口たたく若い女性が山のようにいたっけ…と思い出したりもした。
〇張愛玲を紹介する文の中には、「オールド香港やオールド上海のコロニアルな雰囲気の中で繰り広げられるロマンチックなラブストーリーを書いた人」みたいな印象を受けるものがある。しかし、そうではなくて、思うに任せぬ苦く胸糞悪い人間模様を容赦なく描いた人という気がする。20代前半でこんな胸糞悪い作品をものした張愛玲は本当に天才。
こんなのを買ってみた。最初からこのシリーズにすればよかったかも。
価格も7元でとても安い。それに、こういうレポート用紙のような形のもののほうが、書きやすい。本のように横にめくるものだと左右のページが平らにならなくて書きにくいから。
これを見てもわかる通り、わたしのもちものも中国人の影響を受けてだんだん赤いものが増えています。
先日の土曜日に中国にもどったのだから、もう一週間がたった。
いつものように真夜中に着く便に乗って、空港のハイアットに泊まって、翌朝帰宅した。
たまたま成田空港で同じ大学の先生に会い、一緒にホテルまで行った。
なんとなく旅行のようで楽しかった。
それから一週間。といってもわたしの授業があるのは月曜日から木曜日までだけれど。
普通にこれまで通りの授業をしたが、なぜかとても疲れた。
反応が薄い学生たちの前で、一人でカラ元気をだして授業を引っ張っていく。
前はこんなじゃなかったのに。
学生のノリがよければ、教師もそれに応えて次々と新しい工夫をし、授業も楽しいものになっていく。
以前、高橋竹山が「聞く人がよくなければ演奏もよくならない」と言ったというのを何かで読んで、彼ほどの人でも聞く人が良くなければやる気が起きないものなのかと驚いたが、何の分野でもそうなんだろう。
学校の管理も厳しくなって、授業の質などとは関係のない負担も増えたし、やはりわたしにとってはそろそろ潮時。
翻訳の仕事もそうだったが、潮時だと感じられるときに辞められるのも、恵まれているのかもしれない。
昨日から中国語の読書も再開した。張愛玲『沈香屑 第一炉香』。
まだ途中までしか読んでいないが、まじめな女の子が海千山千の叔母に操られて堕落していくというようなストーリーのようだ。昨日一日だらだらと読んであと20ページ弱。
日本での最後の数日と中国から戻ってからの数日。
毎日深夜2時ごろに寝て6時すぎに起きていた。忙しいわけでもないのに。
しかし、今日あたりからその疲れが出てきて、昼頃に帰宅したら寝てしまった。
これから少しずつ通常の日課に戻していきたい。
ペン習字と読書とストレッチ。
今日、中国に戻り、空港のホテルの部屋に入ったところです。
月曜日からわたしにとって中国の大学での最後の学期がはじまります。
この休みの間に、いつも意見が合わない夫とけんかしながら不動産屋をまわり、
都内にマンションを買いました。次の学期がおわったら、わたしは本帰国して、そこに当分一人で住みます。二年か三年かわからないけれど。
一年半まえにこの話を始めた時には、夫も一緒に住む予定だったのですが、
まだまだ夫は中国と日本を行き来して仕事をするつもりのようです。おそらくはほとんど上海に住むのでしょう。
最後の学期、がんばって有終の美を飾りたいけれど、その一方で昨今の学校の雰囲気などを考えるともう疲れたなと思ったりもしています。どんな学期になるでしょうか。
2003年出版のものでカバーが焼けているけれど、中は全然読まなかったようにきれい。読者ハガキなどもそのままきれいに挟まっていた。
さっそく読もうと思ったが、開いてみたら二段組で細かい字がびっしり。
チボー家のダイジェスト版とはいえ、それなりの分量があるようだ。それに最近あまり見かけないような小さい字。けっこうきついな。
10日と11日は、息子夫婦と箱根に。
ホテルに泊まって、ごちそう食べて、温泉でまったり。
天気が悪かったので、二日目にはポーラ美術館へ行った。
12日は疲れてぼんやり。13日は何をした?
14日は春月ねいさんと巣鴨と六義園。
地蔵通り商店街はちょうど縁日。ねいさんの思い出の大きな肉まんも食べた。
それと、カフェのはしごで6時間しゃべった。
家に帰ってから、おそろいで買ったガラスペンで少しペン習字をしてみた。
付属のインクは黒いインク。青いインクで書いたら、きっときれいだろう。
今日は、朝のんびり起きて、二階の拭き掃除。
これまでずっと寒すぎて、二階へは洗濯物を干すとき以外に行っていなかった。
それから、届いていた漫画『黄色い本』を読む。これは「チボー家の人々」を読む女子高生の日常を描いたもの。思春期のころに本を読むってこういう感じだったな。
平凡すぎる田舎の高校生活に、遠い世界の激動のストーリーが重なる。登場人物と会話したらどんなだろう。登校時にいっしょに歩いているような気分でいろいろ想像したっけ。わたしもね。
東京で育ったねいさんと違って、閉塞感に満ちた刺激のない場所で育った。
学校に行く途中にあるニ三の書店とレコード店とFM放送。それだけが世界につながる窓だった。読んでいたら、いろいろ思い出して、胸がきゅんとした。
それから、夕方、柏のハンズでペンやインクを見てから、キネマ旬報シアターに行って、『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を見た。勝ち目のない戦争に虫けらのように投じられた若い命。
母の兄の一人が若くして戦死したのも、南十字星が見えるその辺りだったらしい。
母が死ぬ前に、従兄がその人の写真や南の島から出した葉書をスキャンしたものを持って母を見舞いに来た。そこにも、「南十字星が見えるところに来ました」と書いてあったっけ。
誰も知らない最期はどんなだったんだろう。そんなことを呆然と考えながら帰宅した。