2022/12/19

一週間で何もかも変わった

そういえば、学校での授業は全部中止にする連絡が入ったのは、先週の月曜日だった。ほんの一週間前。その日は、マスクもしないで学校に行き、中国人の先生と雑談したり、学生にクッキーあげたりした後に、地下鉄に乗って帰宅したのだった。

その前の金曜日には、法師に呼び出されて仏学院に行ったが、そのあとものんびりとMUJIで買物して、カフェで食事して帰宅したのだ。

それから、新しいスマホやコートを買って届けてもらったり、先週の前半くらいまでは普通の生活をしていた。それが急にレストランにも人影がなくなり、快递もなかなか届かなくなってしまった。

あと一~二週間くらいは外出を控えることにしよう。そのうち、感染のピークを超えたら、何でも買えるようになりそうだし、そのころなら罹っても病院も空き始めるかもしれないし。

〇昨日は家で遭遇じゃなくて曹禺の「北京人」の映画を見た。

中国ではよくある封建大家族の没落物語。役に立たない男ばかりの中で、采配を振るっているのは長男の嫁で、没落しつつある家を支えるために孤軍奮闘している。それなのに夫はこの家に寄寓している親戚の女性と恋仲なのである。そういう境遇の中で彼女は病的に嫌味な性格になり、夫にも、その恋人の女性にも、息子の嫁にもつらくあたる。

最後に結局、この家は没落し、一家は離散する。

この物語にも、曹禺の「雷雨」や「日出」にも登場するような悲惨な境遇に置かれたために人格が崩壊してしまった人物が描かれている。

わたしはそういう人物が好きだ。いやな奴かもしれないが、その境遇に置かれたら、自分だってそうならずにいられるだろうか。その痛ましさに心惹かれるのだが、きっと作者の曹禺もそうなんだろう。

2 件のコメント:

  1. なるほど。むかしの送金みたいな? 上海まではすぐ届くけど、そこから杭州まで1カ月かかっていた。

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  2. そーぐーはここでしたか。

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