2021/06/29

けろりと普通の今日にもどった

 昨日の午後、学校から水道修理の人がやってきた。

床板と壁の隙間から水が漏れているのは、水道の蛇口の下にある栓が腐ってしまったからだという。床板の水漏れ箇所と水道の蛇口は離れているので、「水道のところじゃなくて、水漏れしているのはここですよ」と言ってみた。すると、「水道から漏れた水がそこまで流れているのだ」と言う。ほんとうかなと思ったが、修理の人が帰ってからしばらくたったら、水漏れが止まった。床をすっかり拭いたが、この土地は湿気が多いので、後からカビが生えてきそうだ。ネットで、住居用カビ防止剤を買ったが、こういうものは表面にしか使えない。壁の中で水が流れたところや床下にカビが生えるかもしれないが、それはどうにもならない。

居留申請の書類をもらえるのが遅れたことや、水漏れのことで、ずいぶん気をもんだし、時間もむだにした。

しかし、こうしてそういう問題も終わり、あとは必死で試験の日程をこなすだけとなった。

今日は明日行われる私の試験の試験用紙を事務に取りに行く。それだけのためにわざわざ学校に行くのは面倒だが、試験の開始時間にはまだ事務室は空いていないので、今日取りにいくしかない。部屋の中から見ると、今日はそれほど暑くないように見えるが、実際はどうなんだろう。

2021/06/28

やっと今日の午後2時に来るらしい

 やっと期限ぎりぎりの居留許可の更新に行ってきた。

水漏れはそのまま続いている。

今日の午前中に公安庁に行って帰宅してみると、キッチンから水が廊下に漏れ出していた。

学校に問い合わせると2時ごろに修理の人が来る予定だとのこと。

これ以上、廊下に水が流れ出さないようにモップで吸い取っているが、もう疲れた。



2021/06/27

一日が水漏れで終わった

 試験週間なので、わたしは忙しいのである。

それなのに、昨日は水漏れ対応で終わってしまった。

ネットで冷蔵庫の水漏れについて調べたり、説明書を探し出してみたりして、いろいろやってみた。あきこさんからもアドバイスしてもらった。

しかし、結局わかったことは、冷蔵庫の水漏れではなく、実は床板の隙間からの水漏れだということだった。

一人用の小さい冷蔵庫からバケツ二杯以上の水が漏れるわけがない。夜になって床をモップで拭きながらよくよく観察してみて初めて床から漏れていることがわかった。

拭いても拭いても湧水のようにしみだしてくる。わたしが住んでいるのは学校所有の(襤褸)アパートなので、学校の修理専用のグループチャットで写真を送信して状況を説明したが、そのときにはもう10時すぎで学校の職員は見ていないようだった。同じアパートに住んでいる外国人教師の何人かがみておどろいていただけだった。

そういうわけで、いまも台所の床からは水漏れしている。せっせと拭いていたが、きりがないので放置することにした。明日、学校の職員がグルチャを見てくれるといいのだが。そして、修理の人が来てくれるといいのだが。

本当にいろいろなことが起こりすぎて、やらなければならないことはほったらかしである。もうどうなるんだろうな。


2021/06/26

一難去ってまた一難

 なぜだかわからないがなかなか終わらなかった私の就業許可の更新がやっと終わった。

一時は不法滞在になるのかと冷や冷やした。

今日はやっと落ち着いて試験の採点ができるかと思ったら、冷蔵庫の水漏れ。

最初は何かこぼしたのかと思ったが、何度拭いても床が濡れる。

ネットでいろいろ調べて、とりあえず電源を切って霜取りをし、様子を見ることにした。

これで直るといいけど。

2021/06/25

いろいろあった

 いろいろあってブログを書く気にならなかったが、復活。

いまはテスト期間でいそがしいです( `ー´)ノ

2021/06/10

課外活動で

 課外活動で、雨の中、西湖のほとりの散歩に行きました。

ふだんの散歩とちがって、ぼんやりと歩いていてはいけません。

仕事の一環なので、積極的に学生と話しをしなければならないのです。

かなりしんぼうがいる仕事です。でも、それも楽しい。

しかし、蒸し暑くて、疲れました。写真は西湖に咲いていた蓮の花です。


2021/06/07

負けた理由

 実は、昨日、オンラインで件の朗読コンテストがあった。

結果からいうと、わたしともう一人の中国人の先生が一緒に指導した学生は入賞しなかった。

ひいき目かもしれないが、彼は発音だって抜群によかったし、態度だって立派だった。その面だけなら、かなり上位だったはずだ。でも、負けた。


負けた理由は、「表現力のなさ」だと思う。でも、それだって、たぶん私たち日本人から見たら、十分だった。コンテストの審査員には一人しか日本人はいなかったようだ。一位は泣かんばかりの演技をしていた他校の学生。入賞したければ、ああいうのを目指さないとだめなのだと分かった。

昨日のあれは、「朗読コンテスト」ではなくて、「絶叫ひとり芝居コンテスト」だ。私には、そんな臭い芝居の指導はしょせん無理だったと思うことにした。

2021/06/06

わたしの感性は変なのだろうか

 昨日、でかけたついでに「詩人」という映画を見た。2018年の映画で、東京映画祭にも出品されたので、日本でも上映されたらしい。

どういうストーリーかというと、前世紀の80年代か90年代の炭鉱町に若い夫婦が住んでいる。

夫は炭鉱で、妻は捺染工場みたいなところで、労働者として働いている。夫は詩人として成功して、そこから抜け出したいと思っている。以前の中国では、このような文芸方面で業績を上げることも立身出世につながった。献身的な母親のようにいたれりつくせり夫の世話をする妻。彼が賞をとれるように、彼に隠れていろいろなこともしている。

そのうち、妻は大詩人の張某に気に入られて、彼の下で働くようになる。そして、その大詩人の勧めで夫はあるコンテストに詩を出品することになる。そのコンテストの審査委員長を大詩人が務めているのである。

その後、夫はコンテストで一等賞を受賞。そのかげで、妻が大詩人と関係をもって彼に受賞させたらしいことが示唆される。(これは本当にそうだったのかどうか、映画を見るだけではわからない。大詩人がそのように夫に対してほのめかすだけである)。それが原因でこの夫婦は離婚する。

その後、映画の中では一気に時間がたって、夫は文芸協会のようなところの主席になっている。しかし、世の中がかわって、詩作などの文芸は流行らなくなっている。

ひそかに蔭から手を回して、元夫に資金を融通しようとする元妻。

そのあと、いろいろあって、失意の下で夫は死ぬ。その彼が死んだ場所にはいつくばって、彼をしのぶ妻。


…なんかそんな内容。

夫のために自分の人生をなげうって献身する妻。他の人に「お母さんみたい」と言われて肯定したりするのである。そして、妻の胸に顔をうずめて甘える夫。そして、なんと毛糸の股引が二人の関係を象徴するものとなっているのである。

20世紀に中国に行ったことがある人なら知っている。あのド派手な毛糸の股引。

なんだか、わたしにはこの二人の関係が闇の深いものに思えた。心理学者に見せたら、なんとかアディクションとか言われそうな不気味な話にしか思えなかったが、中国でも、日本でもレビューの評価が高いのである。


〇中国というのは、いまだにこういう女性を求める社会でもあるのだな。そして、実際には中国でもそういう人はめったにいない。そこで、中国人男性は、「日本人女性こそ、そういう献身的な妻になるだろう」と勝手な妄想を抱いたりしているようなのである。気持ち悪いから、そういう妄想はもうよそう。

〇話は変わるが、春月ねいさんのところのコメントに私が書いた武者小路実篤の「友情」も、Amazonで見てみたら、評価が高いのである。わたしの感性が変なのだろうか。


2021/06/05

金曜日の散歩

 金曜日は寺に行く日。

いつも通りに授業をして、いつも通りに食事をいただいても、まだ正午前。

帰宅するとき、バスで途中下車して、曲苑風荷で散歩してから、中山公園まで歩いてみた。

このあたりの風景は本当にきれいで、夢を見ているような気がすることさえある。杭州に住んでいるというと、こういう場所に住んでいると思われてしまうことがあるが、実際はゴチャゴチャした古い住宅地に住んでいる。ほんのわずかな距離なのに、月とすっぽんのようにまるで違う世界である。

昨日はもう少し歩きたい気もしたが、疲れたので帰ってきた。今日は土曜日なのできっと人出がすごいだろう。また来週、気が向いたら、散歩の続きをすると思う。





2021/06/04

日本語学科はオタクのあつまり

 日本語学科はオタクの集まりだ。

いまや中国人の間では日本語を勉強しても就職には役に立たないというのは共通認識になっている。しかも、歴史問題から、「日本語なんてやるな」と反対する親は依然としている。でも、彼らがそれでも日本語学科に入るのは、オタクだから。女の子は、JK服を着て学校に来るような子か、ステレオタイプの日本文化が好きな子か、あとは英語学科だのドイツ語学科だのに点数が足りなかった子か、男の子と同じようなオタク。彼女たちが求める「日本」や中国にいて知った「日本」につきあうのは、それなりに精神的に疲れることだ。

2021/06/03

税務局に行ってきた

今日は朝9時40分まで授業。そのあと、速攻で税務局に行くつもりだった。
税務局は今住んでいるアパートからは近いが、学校からは遠い。

同じ学校の日本人の先生が最近、税務局に行ったらしいので、話しを聞いたところ、
「中国人は違うみたいだけど、外国人は入口のカウンターのおにいさんにパスポートをわたせば全部やってくれる。その人がスマホのアプリをダウンロードしてくれるので、次からは税務局に行かなくても必要な証明書はそこからダウンロードできる」と教えてくれた。
役所関係は日本の税務署も苦手だが、案外簡単かも?と思った。

授業がおわってさっさとテキストなどを片付けて教室をでようとすると、そういう急いでいる時に限って、授業を受けていた男の子がやってきて、日本語と中国語のちゃんぽんで、「先生はボクのことをオタクだと思っているみたいだけど、誤解です。ボクは外交的で彼女だっているし、オタクじゃないんだ」などと言ってくる。中国では日本語のオタクということばが「御宅族」と訳されて、「アニメやゲームをするために家にこもっているヤツ」だと誤って理解されている。
そこで、わたしは「日本語のオタクは別に家に引きこもっているひとのことではなくて、大衆文化の熱心な愛好家のことをいうのだ。もともと日本語のオタクは『あなた』という意味で、家に閉じこもっている人のことではない」とこれもまた日本語と中国語のちゃんぽんで答える。忙しい時にかぎってこういうことで引き留められるものなのだ。

速足で校門にむかっていると、今度は四年生の女の子に会う。顔は覚えているが名前は失念。
その子が遠くからわざわざ寄ってきて、「わたしね、大学院を受けるので外に引っ越したんですよ…」とまた長い話を…。

そうこうしてやっとバスにのって税務局へ。

学校の日本人の先生に聞いた通りに、入口のカウンターにいた女性に「納税記録がほしいんですが」と言ったが、うるさそうに奥の部屋を指さすばかりなので、そこに行ってみたが、窓口がずらりとならんで人が行ったり来たりしているだけで、何の説明書きもない。
入口に戻ってきて、左右を見まわしてみると、反対側にもうひとつカウンターがある。そこにいって、同じことを言ってみたら、「二階にあるパソコンで自分で印刷しろ」と言う。「アカウントがありません」とか「初めて来たんです」とか「わたし外国人なので、どうしたらいいかわかりません」とか、いろいろ言っていたら、そのうち、他の男の人がでてきて、黙ってわたしのパスポートを受け取ると、納税記録を印刷してくれた。
スマホアプリのことも聞かなければならないと思って、あわてて「スマホアプリは?」と聞くと、早口でなんとかかんとかというアプリの名前を教えてくれたが、よく聞き取れないので、紙に書いてもらった。家に帰ってダウンロードしてみたら、ちゃんと自分の納税記録を見ることができた。次にもしまた必要になったら、自分で印刷するだけでよい。

はい、これで終了。何事も人に言われた通りにならない場合もあるので注意が必要だ。中国の場合、親切な人もいるし、とりつくしまもない感じの人もいる。今日あたった人は中間くらい?でも、なんとか終わってよかった。あとは一二週間後に学校から書類をもらったら公安局へ。

2021/06/02

そろそろ夏かも

 そろそろ夏かも。さわやかな夏ではなくて、ここの湿度が高い夏。

学校ではエアコンをかけはじめたが、日本人のように窓を閉めるということがない。

わたしには、窓を開けっぱなしにしてエアコンをかけるのはとても気になることなのだ。

そこで、授業の合間に学生が入れ替わるときに、こっそり閉めてまわるのだが、いつのまにかまた誰かが開ける。

中国人はやたらと「窓を閉めると頭がぼうっとする」というのだが、わたしにはそんなに差があるとは思えないのだが。


〇ここの気温は、天気によってかなり上下する。今年、中国では(日本でもそうなのかな)お腹と背中が出るような短いTシャツやブラウスを着るのが流行りらしい。女の子が体を冷やすことについてはうるさい中国なのに、あれは大丈夫なのだろうか。

冷たい飲み物は避けるのに、アイスクリームやヨーグルトはよく売れていたりとか、感覚がわからない。