2021/06/03

税務局に行ってきた

今日は朝9時40分まで授業。そのあと、速攻で税務局に行くつもりだった。
税務局は今住んでいるアパートからは近いが、学校からは遠い。

同じ学校の日本人の先生が最近、税務局に行ったらしいので、話しを聞いたところ、
「中国人は違うみたいだけど、外国人は入口のカウンターのおにいさんにパスポートをわたせば全部やってくれる。その人がスマホのアプリをダウンロードしてくれるので、次からは税務局に行かなくても必要な証明書はそこからダウンロードできる」と教えてくれた。
役所関係は日本の税務署も苦手だが、案外簡単かも?と思った。

授業がおわってさっさとテキストなどを片付けて教室をでようとすると、そういう急いでいる時に限って、授業を受けていた男の子がやってきて、日本語と中国語のちゃんぽんで、「先生はボクのことをオタクだと思っているみたいだけど、誤解です。ボクは外交的で彼女だっているし、オタクじゃないんだ」などと言ってくる。中国では日本語のオタクということばが「御宅族」と訳されて、「アニメやゲームをするために家にこもっているヤツ」だと誤って理解されている。
そこで、わたしは「日本語のオタクは別に家に引きこもっているひとのことではなくて、大衆文化の熱心な愛好家のことをいうのだ。もともと日本語のオタクは『あなた』という意味で、家に閉じこもっている人のことではない」とこれもまた日本語と中国語のちゃんぽんで答える。忙しい時にかぎってこういうことで引き留められるものなのだ。

速足で校門にむかっていると、今度は四年生の女の子に会う。顔は覚えているが名前は失念。
その子が遠くからわざわざ寄ってきて、「わたしね、大学院を受けるので外に引っ越したんですよ…」とまた長い話を…。

そうこうしてやっとバスにのって税務局へ。

学校の日本人の先生に聞いた通りに、入口のカウンターにいた女性に「納税記録がほしいんですが」と言ったが、うるさそうに奥の部屋を指さすばかりなので、そこに行ってみたが、窓口がずらりとならんで人が行ったり来たりしているだけで、何の説明書きもない。
入口に戻ってきて、左右を見まわしてみると、反対側にもうひとつカウンターがある。そこにいって、同じことを言ってみたら、「二階にあるパソコンで自分で印刷しろ」と言う。「アカウントがありません」とか「初めて来たんです」とか「わたし外国人なので、どうしたらいいかわかりません」とか、いろいろ言っていたら、そのうち、他の男の人がでてきて、黙ってわたしのパスポートを受け取ると、納税記録を印刷してくれた。
スマホアプリのことも聞かなければならないと思って、あわてて「スマホアプリは?」と聞くと、早口でなんとかかんとかというアプリの名前を教えてくれたが、よく聞き取れないので、紙に書いてもらった。家に帰ってダウンロードしてみたら、ちゃんと自分の納税記録を見ることができた。次にもしまた必要になったら、自分で印刷するだけでよい。

はい、これで終了。何事も人に言われた通りにならない場合もあるので注意が必要だ。中国の場合、親切な人もいるし、とりつくしまもない感じの人もいる。今日あたった人は中間くらい?でも、なんとか終わってよかった。あとは一二週間後に学校から書類をもらったら公安局へ。

7 件のコメント:

  1. オタクって、「アニメやゲームをするために家にこもっているヤツ」だと思ってました。アイドルの追っかけをやったりするオタクもいるけど、「大衆文化の熱心な愛好家」はちょっと拡大しすぎでは? 熱心というより偏執的な感じがするのがオタクだと思ってます。

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  2. オタクに娘がゲームの攻撃の時の仕草をすべて真似をすると伝えたら、将来有望だとほめてもらいました。
    うちのオタクは仕事はきちんと出勤して、コロナ前はイベントなど外出していました。ご説明の通りです。

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  3. おおー!同時投稿!
    熱心を偏執にしたらしっくりくるかも。

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  4. もともと日本語の「オタク」ということばには、「ひきこもり」の意味はないそうです。オタクということばは二人称の「おたく」から来たもので、もともとオタクたちはオタクとよびあっていたから、そういわれるようになったそうです。

    中国では、もともと「ひきこもり」の意味がない「オタク」ということばから、御宅族、宅男、宅女という言葉をつくりだしました。これは、ほぼ日本語の「ひきこもり」と同義で、なおかつ「ひきこもってアニメやゲームにはまっている」という感じです。これは贬称なので、彼は抗議しにきたのです。

    だから、「偏執的」などと言ったら、収拾がつかなくなってしまうのです。

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  5. 「ひきこもり」と「家にこもっている」「家に引きこもっている」は違うのでは? 前者は外に出たくても出られない、一般的な社会活動に障害のある人ですよね? 

    やっぱり「度を超えている」感じするけどな、オタクは。自分の興味のある分野について語るのは熱心だけど、それ以外は口下手でコミュニケーション下手で、という印象。

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  6. まね。でも、そう言ったら、その子が納得しないでしょう。
    日本語学科は、そういう子ばっかりだけれども。本人たちの自己認識は違うらしい。

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  7. 「え、オタクだなんて思ってないけど?」で追い返すかな、私なら。

    オタクとマニアや愛好家の違いって、対象がアニメやゲーム、アイドルなどの二次元(的なもの)って感じ。だからインドア、運動不足で太りぎみ、服装ださめユルユル、大きなリュックで秋葉原ウロウロ、三次元の人間とのコミュニケーションは苦手、という。

    集めたがる、語りたがる、消費する一方で仕事にはならない、のはマニアや愛好家も同じだけど。

    アニメやゲームから日本語に興味を持つ若い子が多い、ってことですね?

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