2024/11/12

白塔公園

 このところ、いくつもやらなければならないことが重なって忙しくなりそうだった。そのうちのひとつがスピコン指導だが、先週から体調不良だったうちの大学の代表の学生が本格的に体調不良になったため、ニ三日は練習を見合わせることになった。

…というわけで今日はおもいがけず早く帰宅。


一昨日の白塔公園の写真をアップする時間ができた。

杭州には三つの有名な塔があると言われている。霊峰塔、六和塔、保俶塔の三つであるが、それに白塔も加えて四つとすることもある。

白塔は銭塘江のほとり、六和塔にほど近いところにある。わたしは何度も六和塔には行ったことはあるが、白塔を見に行ったことはなかった。

地下鉄で行ってみたら、周囲は工事中なので、ぐるりと遠回りをしていった。

              白塔。前に白塔歴史文化陳列館がある。
              しかし、小さい陳列館でこれといった見るべきものもない。
              白塔は五代末期の建造だそうだ。
               裏に回ってみたが工事中で近くからは見られなかった。
            公園の中の白塔橋

白塔公園は鉄道公園にもなっていて、古い線路もそのままになっていた。
むかしの駅の様子
              緑皮車の車両を使ったレストラン

              公園の中にある鉄道博物館と知識青年記念館
             鉄道博物館の二階が知識青年記念館になっている。
             この公園があったあたりの駅から多くの青年たちが農村に
                旅立ったかららしい。 
            鉄道博物館の展示品
            文革時に農村に下放された知識青年の生活をしのぶ展示
             これは当時の宿舎
             そういえば、昔の中国ではこんなふうに布団を小さく高く
             畳んでいたっけ。最近はあまり見かけなくなったが。


白塔公園を出て、銭塘江沿いに六和塔へ向かった。
               途中にこんな大きな解放記念碑があった。

             六和塔入口到着。真下からは塔はよく見えない。
六和塔には何度も来たことがあるので、今回はパス。
六和塔から西湖畔を経由するバスに乗って武林門に行き、そのまま帰宅。
今度そのうち元気があるときにゆっくり六和塔あたりを散歩してみようかと思った。



2024/11/11

白塔

 昨日は午前中、ネットでお坊さんの授業。

午後から白塔公園に行った。そのことをブログに書こうと思ったが、書く気力なし。

写真をパソコンにおくって、ブログに貼りつけるのが面倒。

2024/11/08

おはようございます

 何回か抖音で中国人が「『おはようございます』というのは中国語の早上好とは違うんです。一日中、いつ使ってもよい。その日最初に会った時に言うことばです」と言っているのを見て、「またでたらめを言っている」と苦々しく思っていた。


そして先日、11時ごろ授業を終えて廊下を歩いているときに日本語学科の中国人のT先生に会って、「おはようございます」と挨拶をした。もちろん、「こんにちは」というべきところを間違ってそういったのだ。

しかし、T先生は「日本語の『おはようございます』はその日初めて会った時に言えばいいんですよね」という。

いや、間違っただけ…。T先生は日本に留学していた時にバイト先でそう習ったし、みんながそう言っていたから、そうなのだという。

今日、授業の時、学生たちに「やはり私はそれはおかしいと思う」と話したら、学生の一人が「Z先生も一日中いつでも『おはようございます』と言っていいと言っていました」という。


私は「おはようございます」を一日中いつでもその日最初に会った時に言っていいというのは、あくまで芸能界や水商売やコンビニなどの接客業に限定の使い方であり、「おはようございます」は正しくはやはり朝の挨拶だと思うのだが、みなさんはどう思いますか。


2024/11/07

今日のわたくし

 午前中はお寺へ。朝乗ったタクシーの運転手が「寒いね。今日は冬至だよね」という。

いや冬至はまだ先だろうと思いながら、「わかりません」と答えた。最近は知らない人とは話をしないようにしている。後でスマホで見てみたら今日は立冬だった。でも、タクシー運転手には伝えなかった。もう冬か。


午前中の授業が終わったら、バスで西湖畔を通って龍翔橋へ。MUJIカフェで久々にウナギを食べた。その近くにロシアの食品を売る店ができていた。ロシアのソーセージの中にまじってハルビンの紅腸があったので購入。




そのあと学校。三時から私が担当している初級の日本語コーナーがあるが、それまでの間、事務室でぼんやりすごす。

             学校で。何もする気がおきないので、残っていた粘土と水引で
             小指くらいの大きさのブタを作った。この色を見たら誰でも
             ブタを作りたくなるでしょう。


なんだか疲れ切っていたが、カラ元気をふりしぼって日本語コーナー。帰宅。


             今日、届いた本はこれ。これも豊子愷。
             唐詩宋詞に挿絵と短い文がついている。



2024/11/06

どこへ向かうのか。スピコン指導。

 スピコンの指導が始まった。

これまでうちの大学は、準備していった内容を話す一部のテーマスピーチではそこそこできがよかったが、その場でテーマを与えられて話す二部の即興スピーチでは撃沈してきた。圧倒的に会話力が足りないからだ。

そこで今回は他の面には目をつぶって会話力がありそうな学生を選んだ。

まずテーマスピーチの原稿を学生に書かせる。内容を見ると、以前、ネット小説作家として大活躍したと書かれている。しかし、抽象的な内容ばかりで説得力がない。「いままでの具体的な経験を一つ書いて、それに基づいて主張を書くように」と言って、何回か修正させたが一向に具体的な内容にならない。

そのうち、「内容はフィクションです。だから具体的な経験は書けません。何か適当な例を教えてください」と言ってきた。

たかだか二十歳そこそこの学生にしては内容が華々しすぎるので、私も薄々、内容はかなり盛ってあるのだろうと思っていたが、実はまったくのフィクションらしい。そのことにも驚いたが、「他人が考えた例を書いてスピーチしたら自分の主張とは言えないだろう。何言ってるんだ、この子は」とも思った。

こんなウソっぽい内容では話にならないので、録音を送って行われる一次審査までもう時間がないけれど、「小さな経験でもいいから、本当の話を書いたほうがいい」と学生に伝え、一からやりなおしとなった。

ぎりぎりに提出された原稿を見ると「SNSでのやりとりで自分が知らないうちに他人に影響を与えることもあると知った」という内容になっていた。まあ、それならば、平凡だけれど、大学生の経験としてあり得る内容だろう。

しかし、今日、そのSNSのエピソードさえも、一緒に指導している中国人の先生が考えてやったものだと知った。


明日中に資料をそろえて応募し、それ以降の一か月で実際の出場に向けての指導が始まる。それにしても、あの他力本願の学生にうちの大学の代表がつとまるのだろうか。先行きが思いやられてきた。


〇しかし、一方で、中国のスピコンというものは、この学生のように「嘘か本当かわからないような」大げさな話をする学生が多いのも事実なのだ。とにかく外連味があったとしても、印象が強いものが評価されてしまう。

学生がケロリとした様子で「あれは全部フィクションだから、具体的な内容は書けません」と言ってきたのも、そういうことに対する罪悪感がないからかもしれない。もしかしたら、中国の学校教育にそういうものを書かせる傾向があるのかもしれない。


2024/11/05

日めくりを買った

 この間まで暑い日が続いていたが、いきなり秋も深まり、年末もすぐそこというような感じになってきました。

タオバオで見つけて、来年の日めくりを買いました。私はこういうものを買っても毎日めくれた例がないのです。

                豊子愷の詩画暦
              この箱を開けると…

               この箱が入っていて、
               この箱を開けると…

             中はこんなふうになっています。
             毎日、詩がひとつ、絵がひとつ。
             元旦は白居易、問劉十九となっています。
             「夜になって雪が降りそうだよ。一杯飲みませんか」
             そんな寒い冬もあっという間にくるでしょう。 

            
           おまけに一月に一本、诗签がついています。
           どれも下に豊子愷のお気に入りの猫の絵がついています。


             こんな画集も買いました。猫猫猫。
家に届くのを
楽しみにしていたのに、届くころには忙しくなってしまいました。
早くゆっくり眺めたい。そして、来年こそは、この日めくりをきっかけにみなさんみたいに
詩を勉強するわたしになりたいです。



2024/11/03

今日の散歩

 家にいて無為に過ごしてしまうくらいなら、目的がなくても出かけたほうがよいと思い、今日は蘇堤を歩きに行った。先日歩いた楊公堤をバスで行き、蘇堤の南から歩いて行った。

  10月30日に撮ったのと同じ場所で撮った写真
  今日はお天気がいいので、夕方でもこんな感じ
 蘇堤の南側にある蘇東坡の像
         人が多いので人を入れないように写真を撮るのはたいへんだった。


白堤に比べ人は多くない。歩いていると少し暑いくらいの気温だった。

    蘇堤からみた雷峰塔。まだ「雷峰夕照」には早い時間

             西泠橋が見えるともうすぐ向こう岸。

        後ろに保俶塔が見える。あの向こう側が夫の実家があったところ。おじいさんが死んでもう家は売ってしまったけれど。そのあたりに3月に春月ねいさんと久しぶりに行った。

向こう岸についたら、そこから植物園まで歩いてバスに乗って帰宅。


大列巴

 あれから、トーストしてハムかチーズをのせて食べている。

そうやって食べればまあまあいける。

しかし、わざわざハルビンから買ってくるほどのものではないと思った。


〇春月ねいさんの話を読んで、ほんとうにそういう立場は難しいと思った。

せめてねいさんが北京にいる間だけでも気を遣ってくれればいいのにね。

わたしだったら夫にキレるかもしれないが、陳さんは病気だし、せっかくの短い滞在なのに気まずい思いをするのもつまらないし。

まあ、とにかくできるだけ楽しんできてください( ;∀;)