2024/10/31

捨てちゃう?

今月の初めにハルビンに行った時、あちこちでロシア風の大きなパンを売っているのを目にした。大列巴というらしい。おいしそうに見えたが、小さめのほうでもかなり大きく、わたしがもって行った機内にも持ち込めるキャリーに入るかどうかわからなかったので、買わなかった。その後、タオバオでも買えることに気づいた。いろいろな店で売っていたが、有名な秋林公司のなら間違いないだろうと思って、秋林のを買ってみた。

今日届いてさっそく開けてみたら、やはり大きい。しかし、甘いほうを買ったのだが、外国のパンによくあるような酸っぱい味がするパンで、もさもさしていておいしくない。

レビューにはおいしいと書いてあったから、独特の味が好きな人は好きなのかもしれない。

でも、わたしには食べるのが結構苦痛。賞味期限は10日間と書いてある。無理して少しずつ10日で食べるか、捨てるか。

少しずつこの味に慣れるだろうか。でも、おいしくないし。とりあえず冷凍しても結局は捨てることになりそう。

2024/10/30

今日のわたし、今日の楊公堤

 今日は授業がないので、午前中は家で学生が提出した課題の採点をしていた。

あんなに説明したのになぜこの答案?と思ったら、気持ちが沈んだ。

家にいてもしかたがないので、午後になってからバスに乗ってでかけた。

まず植物園に行ってから、楊公堤へ。そう思ったのだが、植物園を目前にしてバスが接触事故を起こしたので、他の乗客といっしょにバスを降りた。そこから歩いて楊公堤へ。

             杭州といえばこういう梧桐の並木。


途中で杭州花園の前を通りかかったので入ってみる。ちらほらと寂しそうに薔薇が咲いていたが、特にこれといってみるものもないようだったので、すぐに出て先へ。

              杭州花園。寂しそうに薔薇が…。


途中、趙之謙の墓があった。そして先へ行くと今度は蓋叫天の墓。楊公堤に葬られるのは幸せなことかもしれない。

 

              「学到老」という有名な言葉が掲げられていた。

               蓋叫天は有名な京劇役者。

そういえば、ずっと以前に蘇堤のあたりに蓋叫天の小さい記念館があり、じいさんと行った記憶があるが、あれはもうなくなったのだろうか。この間、蘇堤を歩いた時には見かけなかった。



最後に蘇堤近くからバスに乗って、龍翔橋へ行ってMUJIカフェで食事をして帰宅。


2024/10/28

活珠子

 前から一度買ってみたいと思っていた活珠子を買って食べてみた。

ベトナムやフィリピンなどでもよく食されているらしい。

何かというと、成長しかかった有精卵である。

中国では、まだ雛の形が不明確なものを「活珠子」といい、雛の形がはっきりして羽毛が生えている状態のものを「毛蛋」という。

このあいだ、ハルビンの中央大街で売っていて、買ってみようかと思ったが、結局買わなかったのが心残りだったので、タオバオで探してみたら、いくらでも売っていた。外で熱いのを買ったほうがおいしそうだが、とりあえずどんなものか買ってみた。

毛蛋はちょっと抵抗があるので、13日目の活珠子を買ってみた。タオバオではだいたい40個1セットで売られているが、一個から買える店があったので一個だけ買った。

              殻をむいて皿に出したところ。
          五香味のを買ったので、ゆで卵と五香を合わせたにおいがした。


           指で崩したところ

左下の黄身の部分は、煮過ぎたおでんの卵のような感じだった。何か硬い歯ごたえの部分があったが、そのままかみつぶして食べた。

右上の部分はよく見ると、何かに分化しかかっているようにも見えた。しかし、よく見ると食べる気がしなくなりそうだったので、エイやっと口に入れて食べてしまった。特に硬い部分もなく、やわらかい肉みたいな感じ。特に抵抗はなかった。

しかし、だからといって、次は18日目の毛蛋に挑戦できるかと言ったら、それはやはりハードルが高い。ネットで見ると、毛蛋のほうは殻の中で雛が死んで孵化しなかった卵を売っている可能性もあるから、必ずしも安全ではないと書かれていたし。

とにかく活珠子を一回食べたら気がすんだので、これからは買うことはないだろう。



2024/10/27

金の牛のものがたり

 湖のほとりにたてられた札によると、金の牛の物語はこういうものだそうです。


西湖の底には金の牛が住んでいるといわれていた。

湖の水が干上がると、金の牛が水中から出てきて水を吐いて湖を満たすのである。

あるとき、ある官吏が皇帝をよろこばせようとして、庶民に命じて湖の水をくみ上げた。

はたして金の牛が姿を現した。官吏たちが牛を捕まえようとしたところ、

牛が怒って水を吐きだし、官吏たちを溺れさせた。それ以来、湖の水が干上がることも、牛が姿を現すこともなくなった。


…どうして、何でも捕まえようとするんだろうね。

2024/10/26

金の牛

               金牛出水

バスの乗って涌金橋へ。金の牛の写真を撮った。

そういえば三月に春月ねいさんが杭州に来た時に、銭王祠から涌金広場を通って河坊街へ行ったのだった。その時は金の牛は素通り。

昨日は曇っていて全体が灰色っぽい風景だったが、このあたりの湖面はしずかで吸い込まれそうな感じがした。

その後、植物園までバスにのり、楊公堤を歩いてみようかと思ったが天気が崩れそうだったのでそのまま帰宅した。


 

2024/10/25

旅の準備がおわらない

 なぜかわからないけど、私は独身時代に住んでいた川崎のマンションに両親と住んでいる。

その一室でキャリーを広げて旅行のしたく。

レース生地のブラウスを色違いで入れておかなくちゃ。白とベージュと黒。

あれ?入れたはずなのにまだ手に持っている。いったん閉めたキャリーを開錠していれる。

ガイドブックはもった?閉めたキャリーを開錠してまた入れる。

もう午後になってしまった。でも行先は日光だから今からでもOK。

あれ?充電器入れた?

それからいろいろ出したり入れたり。今日中に出かけられるの?


こうやって夢の中で出かける準備をしはじめると、ぜったいに終わらない。

そこで、「こんな夢見ていてもイライラするだけ。起きよう」と思って、エイやっと起きた。

こういうふうに夢の中で夢を見ていると気付くことってありませんか。


2024/10/24

運動会

 今日と明日は運動会。

外国人教師は開会式に出るようにといわれたので出席。

連絡に書いてあった時間にまにあうように、いつもよりも30分早くでかけたが、

学校に着くころに集合時間が30分以上遅くなったことがわかった。だったら、早く連絡してくれればいいのに。

開会式がおわったら、そのあと3時まですることがないので、健歩走(ウォーキング大会)に参加した。学校の中をぐるりと回り、いくつかの場所でスタンプをもらってくると景品がもらえる。たくさん歩くのかと思ったら、あっという間に終わり。ティッシュの引換券をもらった。実際にもらえるのは数日後らしい。

その後、食事をしたり、世間話をしたりして、午後3時から日本語コーナー。

ちょうど同じ時間に一年生の講座が入ってしまったので、来る人は少ないかと思ったら、意外とたくさん来た。そこそこ楽しかった。学生はどう思ったかわからないけど。

しかし、自由参加でわざわざやってきたのに、スマホを見ている子がいるのはどうしてなんだろう。運動会の開会式で主席台の前に整列している時もスマホを見ている子がいた。ああいうのは、前にいる領導からも見えると思う。そういう時くらい見ないではいられないのかな。


2024/10/23

西湖周辺さんぽ

 最近、学校の仕事がだんだん忙しくなってきたのだが、

休みの日に家にいると、昼寝をしたり、ぼんやり繰り返しどうでもいい動画を見たりしてすごしてしまうので、先週の日曜日には之江博物館に行った。

三つ目の浙江省博物館で、昨年できたらしい。ちなみに一つ目は西湖の孤山にある博物館で、二つ目は西湖文化広場にある博物館。

行ってみたら、とても大きな博物館だった。見ているうちに疲れて、どうでもよくなって途中で出て帰宅。

非物質文化博物館や図書館も併設されている。非物質文化博物館では、子どもが文化体験として工作をしたり、買い食いができるようになっている。


今日は平日だが授業がないので、昼頃、バスに乗って龍翔橋に行き、食事をしてから、西湖のほとりをずっと歩いて植物園まで行き、そこからバスに乗って帰ってきた。かなり歩いたつもりだったけれど、約一時間、4KM強だった。


                                      今日の断橋


最近やっと暑くも寒くもなくなり、散歩するのによい気温になってきたが、それも一か月程度のことだろう。金曜日は大学の運動会で授業が休みなので、涌金橋のあたりに行ってみようと思う。抖音の動画を見ると橋の近くに水面から顔を出す金の牛の像がある。前にそのあたりに行ったことはあるのだけど、その牛は見たことがない。それを見に行こう。別に見たからと言ってどうということはないのだけど。

2024/10/20

疲れがやっと取れた

 先週の日曜日は息子の結婚式だった。

朝はやく成田空港のホテルを出てミラコスタへ。

ディズニーの電車に乗ったら、まだ八時前だというのにディズニーシーの前に大行列ができているのが見えた。値上げして入場者が減っていると聞いたが、それでもこれかと思った。

その後、こんな時代にバブリーでハイテンションな挙式と披露宴。その間に楽団の後についてパークの中を歩いて、新郎新婦がゴンドラにのって運河を行くのを見送ったりした。一般の観客が写真を撮っていたが、ああいう写真はどうなるのだろう?

披露宴にはミッキー、ミニー、ダッフィーが登場。親の私も一緒に写真をとった。

まあ、いいんじゃないの?新郎新婦が後悔のないようにやれたなら。

次の日の午前中、日本の家で娘といろいろ片付けて、夕方の飛行機で中国へ。

早めについたが、杭州の空港のホテルに着いたのは日付が変わったころ。

翌朝、6時半にホテルを出て学校へ行き授業。

先週はその後もいろいろとやることがあり、やっと今になって疲れが取れた。

あれからもう一週間たったのね。きついスケジュールでどうなることかとずいぶん前から心配していたが、なんとか親の役割もはたせた。あとは今まで通りの学校の生活をこなすだけ。

2024/10/12

一時帰国

 息子の結婚披露宴があるので、今日帰って明後日の夜、飛行機に乗り、日付が変わるころ中国にもどってきます。


〇日本と中国を間違えて入力していたので、直しました。

2024/10/08

前世今生

いつも霊隠寺の南宋胡記の前を通りかかるとこの曲が流れている。何の曲かしらなかったが、昨日、偶然にこの映画「白蛇 縁起」のEDに使われている曲だということを知った。それ以前にもドラマにも「青城山下白素珍」という名で使われていたらしい。

さっそくこの映画を見てみたが、「白蛇伝」の許仙と白素珍の前世の物語だった。

前世で別れた二人が生まれ変わって杭州の断橋で巡り合う。それがこの映画のラストシーンになっている。妖が次から次へと戦闘を繰り広げる映画自体はそんなに好きになれなかったが、この杭州の風景を映し出したラストシーンにはとても心を打たれた。

「夏の蒸し暑さと冬の冷え込みを思うと、杭州は地上の天国どころか、地上の地獄だね」と同僚の先生たちと言いあったりもしたが、やはりここは我が家にとっても、中国にとっても、かけがえのない唯一無二の土地なのだ。



 

2024/10/07

ハルビン旅行 三日目と四日目

 三日目は博物館に行ってみることにした。

七三一の博物館は以前見たところ公衆号から予約できるようだったので見てみたら、連休の間は30名以上の団体しか予約できなくなっていた。連休以外なら単人票もあるようだった。行けないと知ると何となくほっとした気分になった。こういう時期にわざわざそんなところに行かないほうがいいのかもしれないし。

そこでたいして興味はないけれど鉄道博物館に行ってみた。しかし、行ってみると入口が閉まっていて、その前で何人もの人が集まって楽器を演奏していた。たぶん閉館。しかたがないので写真だけとった。

            鉄道博物館の外でとった写真


次に地下鉄に乗って省の博物館に行ってみたら、そこはもうその日は定員を超えていてチケットがとれなかった。ガイドブックで見てみると、南岡博物館というのがあるのでそこに行ってみた。小さい博物館で周辺のロシアとの交流の歴史などに関する写真などが展示されていた。

そのあと、近所の古い教会を見た。どれも外からしか見られないので、あっという間に見学が終わった。






次はハルビン市の博物館。ここは予約もいらず、パスポート提示のみで入れた。

一号楼、二号楼…といくつも建物があり、大きな博物館だったが、特にハルビンに関係する展示が多いというわけではなく、絵画や版画やランプや時計などなど…膨大な展示を見ていくうちに4時の閉館時間になった。

そこでいったんホテルに戻り、休憩。

その後、中央大街に出て、マッサージチェアでマッサージしたり、買い食いしたり、買い物したり。スターリン広場に夜景も見に行った。

             夜の中央大街


松花江の夜景

            ライトアップされた防洪勝利記念塔


四日目。どこから空港バスが出ているのか調べたがわからなかったし、チケットも乗車前にどこかで買うのか、乗車してから払えばいいのかもわからなかったので、タクシーをホテルの前まで呼ぶことにした。

時間を気にしながらでかけるよりホテルでゆっくりしようと思い、朝11時に来てもらうことにした。それでも十分すぎるほど早く空港に着く。それなのにタクシーの運転手から10時20分ごろに電話が来て、もうホテル前にいるから、できれば早めに空港に行きたいという。(何だかよくききとれなかったが、たぶんそういうことを言っていた)そういうわけでさらに早めに空港に着いてしまい、空港のカフェで時間をつぶし、その後、チェックインして帰途へ。

三日目と四日目はあまり効率よく行動できなかったような気もするが、後から抖音を見てみると、中国の主要な観光地はどこも人であふれていて、ろくに観光できないという動画がいくつもあったから、そこそこわたしのハルビン旅行は合格点だったのかもしれない。


               ホテルで毎日二本ずつもらったハルビン名物の飲み物。

               甘酸っぱくてパンの香りがする。

               まずいと思ったが、飲んでいるうちに慣れて

               おいしいような気がしてきた。

2024/10/05

ハルビン旅行 一日目と二日目

今回のハルビン旅行では、アイスで有名な马迭尔のホテルに泊まった。100年以上の歴史がある有名なオールドホテルだ。


      有名人がとまった部屋にはドアにその旨を記したプレートがついていた。
            丁玲や許広平など…。


ハルビン随一の繁華街中央大街にある。空港バスをおりて、中央大街に入ると国慶節の休みの一日目であるせいか、キャリーを引いて歩くこともままならないほどの人出。

ホテルにたどり着いてチェックインするとアイスの引換券を二枚もらえた。 马迭尔の冷飲庁で引換ができるという話だったが、人が多すぎて引き換えてもらうのもたいへんだった。

一人で食事ができるような店もあまりなく、あっても混みあっていてやっとのことで東北餃子の店で餃子を食べた。一日目はこれで終わり。




             やっとのことでもらった马迭尔冰棍

二日目。まず中央大街を通ってスターリン広場へ。ここにはハルビンのランドマークともいえる防洪勝利記念塔がある。その近くから船で松花江を渡って太陽島へ。ここはむかしロシア人の別荘があったところらしい。
                                        太陽島の太陽滝
              東北抗日聯軍。後方には大きなレリーフもある

              こんなお寺もあった。


太陽島をぶらつきながらいろいろ見て、その後また船で元来た場所に戻り、聖ソフィア聖堂へ。
聖堂は中に20元で入れる。中は質素な感じで、ピアノの演奏をしていた。
聖堂の周囲の広場では、たくさんの女性が老いも若きも金髪のかつらをかぶって、プリンセスのようなドレスを着てコスプレ写真を撮っていて、なんだか異様な雰囲気。そこにそう言った衣装を貸し出す店もあった。
              聖ソフィア大聖堂
              中は古いままになっている


その後、文廟という孔子廟に行った。ここはパスポート提示で入れた。民族博物館でもあるらしい。

              文廟の孔子さま。学業成就の祈願をするところらしい。

そこを後にして次は極楽寺へ。大きな寺で中に入ると、何百人もの人がスピーカーで流れるお経に合わせて立ったり、跪いたりして祈っていた。
それよりもそこで印象に残ったのはトイレ。いまどきドアがないトイレは珍しい。
中に入ると「大便往后走」と書いてあって何のことかと思ったら、中に長い溝があり、それをいくつかの区間に壁で仕切ってあるだけのトイレだった。たぶん、大便をするなら、溝の下流のほうに行けということだろう。
              極楽寺

そこを後にして中央大街に戻り、また餃子屋でかんたんな夕食をとった。

この後はまた明日。