2021/03/29

昨日のつづき

 このセリフがジェンダー平等は自明の事で、社会にあっては当たり前の事なのに、それを政治家がスローガン的にしか表明できない政治状況を揶揄・皮肉っている、いわばアイロニー(皮肉)的文脈上にあることはまず間違いはないのではないか。(古谷経衡)

とはいうけど、「ジェンダー平等は自明の事で、社会にあって当たり前」の状況は日本にあるのだろうか。「子どもを育てながら、働ける」職場はあるにはあるが、多くの女性がそういう職場から締め出されて、非正規雇用として働いているではないか。ジェンダー不平等のせいでそこにたどり着くことさえできていないではないか。それに、「子どもを育てながら働ける」のが、ジェンダー平等のゴールではない。いろいろな意思決定の場にもっと女性が出られるようにするとか、先はまだ遠いのである。さらに、たとえ、ある程度ジェンダー平等が達成されたように見えても、それでも問題点があるのではないかと検討するのがジャーナリズムの役割ではないか。世界に後れを取っている現状を見ずに、「日本、よくやっています。パチパチ」なんていう御用報道番組は何のためにあるのか。


…と思ったのでした。


〇今日は午前中授業。

明日はやっぱりまともに動かない給湯器の修理が来るので、午前中の授業が終わったら、さっさと帰宅します。


3 件のコメント:

  1. 政治状況を皮肉るから、報ステはすべるんだと思います。政治家がスローガン的にしか表明できない「社会状況を」皮肉るなら、まだ分かる。皮肉ってる場合か、とは思うけど。報ステはいったい何を表明するのかしないのか、どうする気なんだか。

    ジェンダー平等社会にならないのは、政治の責任なんでしょうか。政治にも責任あるだろうけど、政治を批判していれば、ジェンダー平等社会は実現または実践できるのでしょうか?、というね。

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  2. 報ステがどうするつもりか、どういうつもりか。わかりません。

    政府を皮肉るならわかるけど、政府をべたに忖度して、政府に対して問題をつきつける側を皮肉るなんて、まさに体制べったりです。そうなったら、もう中国の報道機関と何ら変わるところがありません。

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  3. 今回、報ステは左寄りだと思ってたけど違うんだ、と気づいた人は多かったようですよ。

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