2021/03/30

住みやすくなった中国

 今日、熱水器の修理が来た。

家に来ると、まず修理屋さんのウィチャット上のバーコードをスキャンするように言われる。

そうすると、そこにミニプログラムがあらわれて、それに修理屋さんが熱水器のメーカーや容量や故障箇所を入力すると、修理請求額が表示される。

「この金額ですが、いいですね」

どうせ学校が支払うので、「はい」と答える。

修理中、わたしはすることがないので、ソファに座ってそのミニプログラムを見てみた。

修理に来た人の名前や連絡先や顔写真や、何時に家に到着したかなどの進捗状況を見ることができる。このプログラムでアフターサービスや評価もすべて管理できるらしい。

修理が終わって微信でお金を払い、支払先(わたしの場合は学校)の情報を入力すると、一両日中にわたしのアドレスに発票(領収書)が届くのだと言う。

わあ、便利便利。

二年半前にここに引っ越してきた時に家電をいくつも修理したが、そのときとはもうぜんぜん違う。

以前、北京でガス器具を修理したときにぼったくられたことがあったが、あの時、微信でこのようなことができれば、騙されることもなかっただろう。

中国はどんどん安心で住みやすい場所になっているような気がする。


〇わたしがいる大学では、毎日の健康状態の報告がなくなったし、それを示すコードを見せるために校門のところでいったん通勤バスを降りる必要もなくなったし、食堂のテーブルのしきりもなくなった。まだ外国人は対象外だが、社区でも学校でも希望者は無料でワクチンが打てる。

日本が手をこまねいて、第四波が到来かなどと言っているうちに、中国は確実に先へ進んでいくのである。本当に日本、がんばってくれよ。こんなことをしていると、経済面で大きく遅れをとって、将来、何もかも中国に買われてしまうよ。本当に泣きたい思いである。日本人が上に対して忖度するいい子であればあるほど、日本は後退していくのに気が付かないんだろうか。いまだに中国を上から目線で見ている人も多いが、日本だってそんなに威張れるような国なのだろうか。

オリンピックだって、まだやるつもりらしい。聖火リレーだって始まった。

客観的に見れば絶対まともな開催はむりなのに、精神主義で突き進む。正気かよ。

なんだか太平洋戦争末期みたいになってきたな。


2 件のコメント:

  1. 聖火リレー、けっこう人が集まって「密」になっているらしいです。

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