2025/04/02

R先生

 大修館書店の漢字文化資料館というサイトに既刊ピックアップというページがあって、そこでL先生の『中国文学館』やR先生の『説文入門』が紹介されている。

大学卒業後、幾星霜。

それでも、こうした著作を読みこなせるようにはならなかったわたし。

老後が長いなら、こういうものを読むのもよいでしょう。

おもしろかったのは、『説文入門』の紹介のページに、編集者がR先生に会いにわが母校を訪れた時のこと、時正に卒業式の当日で、R先生は編集者氏に「もうすぐ終わって、ぞろぞろ出てきて写真を撮ったりするから、ぜひ見ていきなさい、とてもきれいだから」とおっしゃったというエピソードがあることだ。

へえ!ふーん!

真面目一徹にみえたR先生も、女子大生の袴姿を見るのを楽しんでいたとは意外だった。

ねえ、そうでしょう?春月先生。

2025/03/31

急遽、一時帰国

 今週の金曜日から中国では連休だが、月曜日を一日休講してもう一日加え、帰国することになった。

兄の話によると、母の衰弱が急速に進み、場合によってはGWまでもたないかもしれないと担当医から話があったとのこと。GWに帰国するつもりでとった飛行機のチケットは日程を変えることもキャンセルすることもできないのでそのままにし、もう一往復分チケットを購入した。

この清明節の連休はちょうど日本の桜の時期にあたり、中国からの観光客が多いせいか、GWよりもチケットが高く、取りにくかったが、もうそんなことも言っていられない。



2025/03/29

「日本永代蔵」井原西鶴

井原西鶴の 「日本永代蔵」を読み始めた。

金持ちから没落するもの、貧乏から成りあがるもの。

そういう金の話だ。上方らしい。一つ一つの話はごく短いのでよみやすく、おもしろい。

「灶君之妻」は休みながら少しずつ読んでいる。

舞台は揚州に移り、南京に移り…。戦況が厳しくなる中、主人公は身ごもるが、愚かで自己中心的な夫に財物を横取りされ、翻弄される。

だんだんきつい展開になってきた。


2025/03/28

GWは…

 母の病状が重篤なのでGWに一時帰国することに。

妹と行こうと言っていた夏のヨーロッパ旅行もとりあえずやめることにした。

それまでは心をおちつけて仕事。

いまも学生のレポートを見ているが、なぜみんな質問の内容を読まずに好き勝手なことを書くのだろう。何度言ってもこんな具合。容赦なく採点する。

2025/03/27

また冬に

 今日の朝は暖かかった。

ワンピースの下にヒートテックのシャツを着て、コートも着ずにでかけていった。

学校について授業をしていたら、暑くて困ったが、ヒートテックはワンピースの下に来ているので脱ぐわけにもいかない。

午後は学校で机の上においてある小さい扇風機を回しながら、片付けもの。

それなのに、夕方、外に出たら寒かった。帰りにスーパーによって買い物するつもりだったが、あまりの寒さにまっすぐに帰宅。一日で冬に逆戻り。

周囲には体調を崩している人も多い。これから一週間は冬の気温らしいから、気を付けないと。

2025/03/26

夏日

 今日は午前中は授業。

午後から工会のイベントに行った。

まず会食。そのあと定年退職する教員に花たばを送ったりする会があった。

定年退職といっても、これからもこれまでと同じように引き続き授業をするらしい。

そのあと、同僚の先生たちと周囲を散歩してから学校に帰ることになったが、なにしろ今日は最高気温34度。すぐに散歩をきりあげて学校へ。

そのあと、世間話をして帰宅した。疲れた。

まだ暑さになれないせい?

明日の最高気温は27度。あさってからはまた冬のような気温になるらしい。



2025/03/25

母の入院

 先週、母が呼吸不全で倒れて救急車で運ばれて入院したと妹から連絡があった。

その後、検査などをして神経難病だと診断されたそうだ。

これからはもう家では生活ができなくなるらしく、今の病院を出た後にどこに移るか検討中らしい。

昨年、父がなくなって、その後、急に話がしにくくなったり、足が弱ったりしたことを、近所の病院で、父がなくなって気落ちしたからだろうとか、高齢なのだからある程度は誰にでもあることと言われたらしいが、これで診断がついたということになる。

しかし、難病であると診断がつき、回復は難しいとわかったところで、若い人が難病になるのとはちがって、もう90歳になるのだし、家族も受け止めるしかない。

これから残された時間が少ないのか、あるいは意外と長くもつのかわからないが、数日後に兄が病院に行って今後のことについて詳しい説明を受けるらしいから、それ次第では、5月のはじめか6月のはじめにとんぼ返りで一時帰国することも考えなければならないかもしれない。

2025/03/23

何もしたくない

 金曜日には夫が上海から来て、義兄夫婦と一緒に食事をした。

そのあと、夫はさっさと帰って行った。義兄夫婦がいっしょだったので、

話したいことも話さなかった

土曜日は何もやる気がしなかったが、マフラーとぬいぐるみのブタを洗い、掃除をした。

                2015年にデンマークで買ったブタ。
                デンマークと言えばブタでしょう。
                

マフラーは、シャンプーであらい、柔軟剤のかわりにリンス液につけて濯ぐ。

カシミヤのマフラーなのだけど、昨年も使って洗わなかったし、ダメになるならダメになってもいいやと思って自分で洗ったら、意外と大丈夫で見た目も変わらなかった。



そのあと、いつものようにイオンモールに行き、無印で帽子を買った。

日本よりもかなり高いが、他の店に欲しい帽子がなかったから、しかたがなく買った。

昨年、和紙でできているという帽子を買って、気に入ってかぶっていた。

見た目がよかったが、かぶると意外と暑かった。洗って使えるとかいてあったので今年も使おうかと思ったが、昨年の夏、実家においてきてしまい、冬休みに行った時に持ち帰ろうと思ったが、母に話がつうじずに断念。


2025/03/18

青団を買う

 今日は学校に行かず、家で学生が書いた作文の添削をしたり、授業のPPTを作ったりした。

それと、「灶神之妻」の続きを読む。もう少しで半分くらいのところまで読んだ。

母の過酷な結婚生活の話を読んでいるうちに気分が滅入ってきた。

物語の舞台がちょうど杭州に移ったところ。そこで、新婚の夫の卑劣で冷酷な性格があらわになっていく。

わたしはなぜか毎年春めいてくる頃に鬱っぽくなるのでそんな本を読むのがつらくなり、夕方から散歩がてら買い物に。

いつも行くスーパーで「青団(よもぎだんご)」を買った。特によく見ずに買ったが、中に小豆餡が入っている青団だった。青団は江南の春のお菓子だから、これが店先に並び始めるともう春。

しかし、スマホで天気予報を見ると、今月下旬には30度になる日もあるようす。

今年も春らしい気分を味わえるのはほんのわずかな間かも。



2025/03/17

春めいてきた

 午前中は大学で授業。昼からはお寺へ。

帰りはバスに乗ったが、行楽日和だったせいか道が渋滞して帰宅するのに二時間もかかった。

              学校で撮った写真

          久々に大学の図書館に行ってみたら豊子愷の絵が並べてあった。


2025/03/16

つまらない映画とおもしろい本

 昨日は午前中は家で追試の採点。

そのあと、でかけて食事して映画見て買い物して帰ったきた。

いつものルーティーン。

雨が降ってまだ冬のように寒く、ダウンコートを着て行った。

映画はひとことで言えば、つまらなかった。母が死んで、犬が死んで、それで泣かせようとするような映画。

今日は雨が上がって朝から洗濯。

その後は、「灶神之妻」(エイミ・タン The Kitchen God’s Wife)の続きを読む。

この本は30年近く前に、シリコンバレーの中国系スーパーに併設された書店で、台湾で出版された中国語訳を買って、夢中になって読んだ。

それを思い出して何か月か前に古本で買ったが、日本に帰国した時にもって行って読まずにおいてきてしまったので、また購入。残念なことにこの本は日本でも中国でも絶版になっている。

それを少しずつ読んでいる。

最初の舞台は現代のカリフォルニアのベイエリア。ぎこちない母と娘の関係が描かれる。

そこから母が自分の生涯の物語を語り始めて、舞台が民国時代の中国に移る。

母の話が始まってから、やっとスルスルと読書が進むようになった。

今日はどこまで読み進められるだろうか。

2025/03/15

今週はまだ終わらない

 昨日は追試の日。

わたしの担当する授業ではこれまでになく多くの学生が追試になった。

午後から夕方までの追試なので、家に持ち帰って採点をしようと思ったが、

やらないで寝てしまった。今日はこの採点と来週の準備を少しするつもり。


2025/03/12

今日は雨

 今日は雨が降って暖かい日。

教室のエアコンをいれたら、部屋中に生乾きのいやな臭いがした。

それでも、春が近づいているのか、朝起きたらずいぶんと肩と腕の痛みが弱まったような気がした。痛みが出てからそろそろ一か月。疲れてきたり、冷えたりするとまだ痛むが、普通にパソコンのキーボードなどが打てるようになった。