2025/08/08

映画「木の上の軍隊」

 水曜日は映画「木の上の軍隊」を見にでかけていった。

最近の映画は都市部を除いてシネコンで上映するので、車で行けばすぐのところでも、電車とバスを乗り継いでいくと時間もお金もかかる。

10年ぶりくらいで行ったショッピングモールで映画を見る。

映画館は人でいっぱいだったが、ほとんどみんな鬼滅の刃を見るために来たようだった。

わたしが見に行く映画はたいてい「ちょっとインテリ風中高年」みたいな人が見に来ている。

「木の上の軍隊」はこまつ座の芝居の映画化で、実話をもとにしているという。

最近、ある党の党首が「日本軍は沖縄を護りに行った」と言っているらしいが、こういう映画を見に行ってほしい。沖縄は防波堤にされ、生き残った日本軍兵士は本土の家に帰って行ったが、沖縄出身者は帰る家も迎えてくれる友人や家族も失った。

映画を見てから家に帰る前に、フードコートで食事。一人前では足りないので、スーパーで総菜も買って帰った。最近の一人前って少なくないですか?わたしが食べ過ぎ?

それとも、他にさらに何かを注文して一緒に食べるのが普通なのだろうか。

〇木曜日は家でだらだらとしてすごした。ねいさんが探してくれた「紅衣少女」の原作を読もうと思ったが、頭痛がして少ししか読まなかった。最初の風景描写長すぎ。

映画のほうも途中まで。気が強くて空気を読まない、自分を押し通して生きる主人公。

映画の中ではそういうある意味まっすぐな性格が賞賛すべきものとして描かれる。

主演の女の子の顔つきは義姉(夫の姉)によく似ている。性格も似ている。その似ている性格に、わたしは若い頃にうんざりしたので、見るのが途中で嫌になり映画も挫折。

「おかあさんのこと、軽蔑している」のところまで行きつかなかった。


15 件のコメント:

  1. いま観ている韓国ドラマも、悪いことした人ほど開き直って屁理屈こねて嘘ついて、「おまえのせいだ」と喚いています。

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  2. 世の中ってそういうものじゃないですか?
    いい人が些細なことで自分を責めるのに、悪人は開き直っている。
    逆にいうと、些細なことでも自分を責める人は悪いことができないし、平気で屁理屈こねたり、ウソをついたりできるようなやつが悪事をはたらける。

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  3. 「おかあさんのこと軽蔑する」はもっと後のシーンでした。58分頃。

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  4. 小説は第11章ですね。男の子と遊んでいたのを咎められて、なのかな? 家事のことで揉めたのは母と姉?

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  5. 映画また少し見ました。
    わたしの記憶と違ってました。ねいさんがいうとおり、男の子と遊びに行ったことを母が叱り、そこで出てくる言葉でした。
    そのあと、三好学生の投票のあたりでみていてうんざり。
    学生にみんなの前で候補者について「いいところとわるいところ」を言わせるのも何だか残酷だし、その内容も先生におもねっていたりするのも気持ち悪いし。
    最後に先生が表決まえに「安然は三好学生に選ばれるのに足る学生だ」みたいなことをいって無理やり合格させるのも、見て気分が悪いし。先生と安然の姉が裏で取引をしたからですよね。
    でも、いまでも中国の学校はああいう気持ち悪いところがあります。

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  6. どこかで聞いた話だとおもったらこまつ座の芝居のことを聞いた記憶でした。

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  7. 年頃の娘を心配するのは、当たり前なんですけどね。成績がいいからって浮ついた行動をしていると、痛い目にあってもしょうがないだろ、と近づいてくるヤカラもいないわけじゃないので。

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  8. 心配するといってもいいのでしょうが、あの母は娘が親に隠れて男性と付き合っていると思っているから腹が立っているわけですよね。娘は別にやましいことをしていないから、それでも疑う母に「自分を信じないのか」という意味で「軽蔑している」と言ったような流れでしょうか。

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  9. 心配するといってもいいのでしょうが、あの母は娘が親に隠れて男性と付き合っていると思っているから腹が立っているわけですよね。娘は別にやましいことをしていないから、それでも疑う母に「自分を信じないのか」という意味で「軽蔑している」と言ったような流れでしょうか。

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  10. たくにいさん、この映画はおすすめです。
    でも、なんとなくこまつ座の雰囲気があまりなかったです。
    こまつ座とか井上ひさしの作品って、悲惨な映画でもあの人特有のおふざけがちょっと入るじゃないですか。一応、この映画にもあるにはあったけど、雰囲気が薄いなと思いました。

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  11. そうですね。でも大学生の男女が一緒に映画を観に行っただけで「結婚するの?」という時代でしたから、男子生徒に混じって遊んでいるだけで、あらぬ噂を立てられることもあったと思います。

    そういう「世間代表」みたいな母親だから「軽蔑する」、なのでしょうけど。学力面を小ばかにするシーンは、もっと早いほうにありましたね。

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  12. 赤い服を着ることや「あらぬ噂」が三好学生や大学進学などに影響を与えるわけで、母はそういう世俗の利益を気にしている。一方、安然は「正義の人」でそんなことを眼中にない。
    ということが、母への軽蔑につながっているんでしょう。

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    1. 虐められている子を助けたシーンもありましたね。母は娘そのものではなく、世俗の利益を気にしている、なるほど。

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  13. 中国の学校って、いまでもなんだかわからない主観的な評価が入党や進学に影響を与えていて、もやもやした気分になることが多いです。
    ずっと昔に見た時より、そういうところが目について、気持ちわるくてなかなか見るのがつらいです。

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    1. 内側に入ってそういうところに気づくと、キツいですね。

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