2024/12/28

「小小的我」と「世間胸算用」

 今日は例によって昼過ぎからショッピングモールへ。

サイゼリアでハンバーグを食べてハイネケンを飲んだ。

以前、北京に住んでいた頃は10元で大瓶のアサヒドライが出たが、いまは12元でハイネケンの小瓶。ずいぶん物価があがったものだ。

その後、易烊千玺主演の「小小的我」という映画を見た。脳性麻痺の20歳の青年が母との確執やさまざまな悩みを乗り越えて、新たな道に踏み出すというストーリー。

中国人は情も深いが、障害者に対して思ったことを何でも平気で口に出してしまうようだ。そういうところは日本人とはやはり違う。

その後、家に帰ってから、kindleで井原西鶴の『世間胸算用』の現代語訳を買った。光文社の中嶋隆訳。12月11日に出たばかりの新訳だ。

ちょうど今頃読むのにふさわしく、最初に庶民の年越しの話が出てくる。年越しは当時一大事だったらしく、家財道具を質に入れ、何とか費用をねん出する。悲喜こもごも、切ないような滑稽なような庶民の姿が描かれている。

元日がもうすぐ来るが、こちらはたった一日の何と言うことがない祝日だ。

以前に買った豊子愷の日めくりを机の上にだして、玄関のドアには学生が書いてくれた「福」の字を貼った。たぶん、それだけがわたしの正月の準備になるだろう。

4 件のコメント:

  1. おはよううささん♪
    玄関飾りをしましたにゃ。

    返信削除
  2. 私はスヌピーの日めくりが待機中。

    返信削除
  3. 訳が関西弁とあったので、私もポチ♪しました。

    返信削除
  4. 胸算用は上方の話なので、関西弁らしく訳してあります。
    訳した人を見たら、長野の出身のようですが。

    返信削除