昨日は午前中は宿題を見て、午後は地下鉄に乗って買い物と食事をしてきた。もうすっかりクリスマスの飾りつけでにぎわっていた。
その合間に休み休み読書。
「半生縁」の続きは?
世钧と曼桢は関係を深めていき、世钧はついに曼桢に求婚するが、曼桢は弟二人が成長するまでは家を支えなければならないから、今はまだ結婚はできないと言う。
そういう状況でありながら、曼桢の母と祖母は曼桢が早く結婚することを望んでいる。
そうした中、姉のかつての婚約者だった豫瑾が上海へやってくる。彼は田舎で病院の院長をしている。母と祖母は世钧と曼桢がなかなか結婚をしないのは世钧が結婚をためらっているからだと思い、世钧を敵視している。立派に成長した豫瑾を見て、母と祖母は曼桢と豫瑾の結婚を望むようになる。曼桢の中に若い頃の曼璐の面影をみた豫瑾は彼女に求婚する。しかし、世钧を愛している曼桢はその求婚を断る。
一方、夫に冷たくされている姉の曼璐に、母は男性は子どもによってつなぎとめられるものだと話す。しかし、曼璐は過去の二度の堕胎のために子どもを生むことができない体になっている。しかも彼女は結婚したとは言っても、実は夫が正式な手続きをしてくれないため、内縁の妻でしかないのだ。かつての婚約者である豫瑾が上海に来ていると知って、一縷の望みをたくして曼璐は豫瑾に会いに行くが、豫谨にとっては曼璐はもうすでに他人に嫁いだ過去の女性となっていた。
曼璐は、妹が世钧にやきもちをやかせるために、豫瑾をたぶらかしたのだと思う。青春や結婚を犠牲にして自分が育てあげてやったのに。夫の鸿才も最近どうやら曼桢に惹かれているようだ。曼璐の心の中に妹に対する怒りと嫉妬がふつふつと沸き起こる。そうだ、妹を夫に差し出して子どもを生ませよう…。
一方、世钧は父の容態が思わしくないと聞き、急遽、南京に帰る。父の世話のいっさいは妾が取り仕切っていた。妾は自分が知らないうちに世钧の父が世钧に財産を譲り渡してしまうのではないかと気が気ではない。父は自分の事業を譲り渡す相手として世钧を信頼するようになり、妾の家を出て世钧の母の家に移る。世钧の母はよろこび、世钧は上海での仕事を辞めて南京に帰ることを考え始める。しかし、上海に住む曼桢は自分の家族を捨てて南京に来ることはないだろう…。
…というところまで読んだ。
ドロドロ? てんでに経済力があれば、こんなにドロドロしなくてすむカモ?
返信削除そうなんだけど、この小説の時代は女性がなかなか経済力を持てない時代でしたね。
返信削除そうですね、男性もなかなかしんどかったと思うんですよね。この時代に限らず、ですが。
返信削除そうですね。男女不平等というのは男性も苦しいものでしょう。
返信削除この小説では作者が女性だからかあまり男性の悲哀は描かれませんが。