2024/09/21

「富都青年」

 もらった月餅をぼちぼち食べている。

いただきものなので、けなしてはいけないが、毎年食べてもう飽きた。


              このように立派な包装
              8つ入りだが、いくつか食べた


                中身はこんなふうに素朴なもの
                皮の部分も餡もパサパサしている

日本で売っている月餅はたいてい広東風でこれとは違う種類の月餅だと思う。
このお寺から毎年もらう月餅は江南地方の月餅。

今日は買い物に行って、また映画を見てきた。
「富都青年」。マレーシアを舞台とする血のつながらない中国人の兄弟の物語。
二人とも事情により、マレーシアの身分証明書をもっていないため、合法的に仕事につくことも銀行口座を作ることもできず、社会の底辺で危ない橋をわたりながら生活をしている。ある人権団体の女性スタッフが彼らが正式な身分証明書を取得できるように奔走し、弟のほうの父親を見つけ出した。父親のサポートがあれば身分証明書がとれるのだという。しかし、弟は自分を捨てた父へのわだかまりからその申し出を拒否し、そのいざこざの中で女性を殺してしまう。
 兄弟は逃亡するが、兄のほうは途中で引き返して警察に出頭し、弟の罪をかぶって死刑になる。
(もしかすると兄が最後に女性の息の根を止めたのかもしれないが、それが現実だったのか夢だったのかは映画を見る限りではわからない。)

…という悲惨なストーリーの映画だった。見たら少し鬱っぽくなった。
このところ、気持ちが沈むニュースばかりでそれでなくても鬱っぽい気分だったので、見なければよかった。

2 件のコメント:

  1. 私は韓国の悲惨ドラマを見ています。

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  2. 悲惨なお話ですね。読んだだけで暗くなりました。
    「Dancer in the Dark」という映画を思い出しました。いい映画なのですが、悲惨すぎて。

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