2023/12/02

どういうこと?

 わたしの授業に対しての要望が送られてきた。

各授業について学生の意見を聞き取る会議があって、その結果だという。

いま、二つの授業を担当していて、一つについては指摘の通りにしようと思った。

しかし、問題はもうひとつのほう。三年生の授業だ。

「もっと多くの知識を学びたいので、授業の進度を早めてほしい」と。

わたしは毎週、学生のノートを集めて理解度を確認し、平常点の根拠として採点している。

そのできからみると、今まで教えたことも十分に理解しているとはいいがたい。

…というより、二年生までに習う基礎的な文法事項も十分に理解できていない学生も多い。

今使っているテキストは今の学生のレベルを超えているけれど、選べるテキストには制限があり、自由に選べるわけではない。だから、もっと時間をかけてやる必要もあるかもしれないと思っていたところで、逆の要望がでた。

そこで、とりあえず自分の考えを学科主任に連絡したところ、理解してもらえたようだった。でも、さらにそれを学生にも伝えなければならない。「今でも十分に理解できていないのに、さらに多くのことを教えるために進度を早めることはできない」というのは率直すぎて反感をかうかもしれないので、どう伝えればいいか考えているところである。

月曜日に他の先生にあった時に、少し情報交換してみることにしよう。

4 件のコメント:

  1. なかなか難しいですね。日本は今年度、中国語履修者はがくっと減ったそうです。他学部の先生情報ですが。来年度はどうなるやら?

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  2. 中国もそうらしいです。受験では日本語選択すると有利になるので、日本語選択する学生が増えていますが、日本語学科に入るというのは減っているし、日本語学科自体がなくなった大学も増えています。受験で今のように日本語選択しても有利にならなくなれば、日本語履修者はもっと減るでしょう。

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  3. いまは反日感情が強いですが、そうでなくても、日本自体の経済力が落ちて、日本語を学ぶ実利がなくなっていますから、もし私が中国人の親だったとしても、日本語学科への進学は勧めないかもしれません。

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  4. やはり元号が良くなかったんじゃないですかねえ~。

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