バブルのころ、アンティーク人形の存在を知ったが、そのころ若かったわたしには全く手が届かなかった。複製品のビスクドールがグランパパにあったけれど、それでさえ、見るだけ。あのころのアンティークは数百万がざらだった。おばさんになったら、そういう人形が値を下げて、わたしの手にも届くようになって、いくつか買った。そうしたら、気が済んだ。中国で仮住まいをしていると、移動のときに気をつかうからそれ以上持てないし。その後、さらにお人形は値を下げ続けて、お人形屋さんもどんどん消えつつある。
最近は、球体関節人形とか、ブライスとかが人気なのかな。そういうのもよく見るとハマりそうな気がするので、遠目に見ることにしている。リカちゃんでさえ、デパートのキャッスルの出張イベントで売られているものを見ると、頭がクラクラして通常の金銭感覚がふっとんでしまいそうになるので、さっと遠目に見て通りすぎることにしている。