仏学院から書くように言われためんどうくさい書類はまだ途中までしか書いていない。
実は今日は早く帰宅してそれを書こうと思っていたのだが、やる気がしないのでブログを書いている。
そういえば、見たい中国映画がないので、先日、日本映画を見た。
昨年あたり日本で上映された「花束みたいな恋をした」という映画がいま中国で上映されているのだ。行ってみたら、案の定、カップルで来ている人ばかりで、おばさん一人で来ているのはわたしだけ。「ああ、日本ってこんなだったなあ」とか「最近の若い人たちって確かにこんなかもなあ」と思ったりした。中国ではいまだに先入観に満ちた日本人像が氾濫しているので、こういう今時の若者を写実的に表した映画が上映されるというのもいいのかもしれない。
しかし、どうやら、この映画の感動のコードは、中国の若い人と日本の若い人の間には共有されているようなのだが、私には共有されていないようだった。最後のほうで、若い二人がファミレスで別れ話をするあたりを、私は「それはそうだろうよ」と突き放したような気分で見ていたが、周囲の中国人観客たちはみんな泣いているのである。「汚れちまった」おばさんの感性ではもうこういうのはわからないのかもしれない。
〇それにしても、この映画に出てくる人にはやはり共感できないのである。わたしの感性が昭和的であるからかもしれない。昨日、息子に電話したときに、わたしが身もふたもないような感じでこの映画の内容を話したら、「へへへ」と笑っていたようだが、世間的には胸キュンのラブストーリーでも、わたしが自分のフィルターを通して話すと、どうしようもない話のように聞こえてしまったのかもしれない。
〇しかしさ、ろくな就活もしないで大学を卒業し、サブカルにどっぷりつかって、親の仕送りを受けながらマンション借りて同棲して、親が故郷に帰って家業を継げないなら仕送りしないと言って収入が減ってやっとこさまともな仕事を探すとか…。
それでもって、男が仕事を始めて現実にめざめると、女が「かねかねってそればっかり!」みたいな台詞をいったりとか。もう「なんだかな、なんだかな」の世界なのである。
〇ま、途中で女のほうが大学生4年生で就活をして、リクルートスーツのまま駅で泣き出し、
男が部屋着のまま駆けつけて、「もういやな仕事なんかしなくていいじゃん」と言って抱き合って、「就活やーめた」みたいになるところで、早くもわたしは鼻白んだのである。
〇もっといろいろ書きたいけど、疲れたので、少し休んで働くことにする。
「いやな仕事なんかしなくていいですか」。いや「いやな仕事だけどしなきゃね」。
昭和育ちのおばさんには受け付けない話でした。しかし、突っ込み入れながら、見てみるとおもしろくていいかもです。
最近ドラマでも突っ込みどころ満載なんだよ。
返信削除むり!
絵っ!
っていいながら楽しんでます。
魚、魚、魚っ! そういえば、さかなクンの半生が映画になるらしい。
返信削除わたしはあまりさかなクンには興味ないけど…。
返信削除むり!絵っ! って言いながら楽しめますか?
さあ。事務所にいじわるされて「のん」になった子が、さかなクン役らしいです。
返信削除