2022/02/08

だらだらと働く

 昨日も少し授業の準備を進めた。

それから、「つまらない、つまらない」という娘と長電話して、

夜は中国のネットで「雄獅少年」を見つけてもう一度みた。劇場で一回見て気が付かなかったこともいろいろあって二回目もおもしろかった。前半はのどかな田舎でくすぶる冴えない少年たちが一念発起して獅子舞を習いはじめる話だが、後半で主人公の少年が仕事中に重症を負った父に代わって家族を支えるために大都会に出稼ぎにでたあたりからは現実の中国の社会の陰影を帯びたストーリーになる。このあたりから最後まではもう胸がいっぱいで、何度も泣けてきてしまう。

この映画では、いなかで何のとりえもなくいじめられていた少年が、魚屋の店主に獅子舞の教えをこい、にべもなくことわられてしまったときに、なにやらいくつも李白の詩を叫ぶのだが、映画館で見たときには、一つ目のものはわかったが、あとの二つが何だかわからなかった。そこで、昨日、家で見た時に動画をとめて調べてみた。

一つ目は「天生我材必有用」。これは有名。「天が生んだからには、わたしは必ず役に立つ人材なのだ」。

後の二つは、「仰天大笑出門去 我輩豈是蓬蒿人」と「長風破浪会有時 直挂雲帆済滄海」だった。つまり、「いつか自分も頭角を現す時がくるはずだ」ということが言いたいのだろう。少年が「この李白の詩がペテンだというのなら、どうしてこの詩句を口にするとき、血が湧きたつのか」と叫ぶと、魚屋の店主は胸を打たれて、彼らに獅子舞を教えることを承諾する。

すごい。普通の田舎の庶民の間でこういうやり取りが行われるということが。

中国でも多くの人が自分は古漢語は苦手だと言うが、やはりそれでもわたしたちが考える以上に多くの人の血肉となって実際に人生を支える強い力になっていたりするのだろう。


〇外の工事も春節前に終わったようだ。工事をしていた人たちに、わたしたちは眉を顰めていたけれど、あの人たちも映画の少年のように、故郷に残した家族のために重荷を背負って働いていたのだろうと思ったりした。

2 件のコメント:

  1. うささんの心が梅のようにほころんでるね♪

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  2. というよりは、心と体にほころびが…( ;∀;)

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