2021/03/27

昨日とは打って変わって雨降り

今日はまた天気が悪い。この土地らしい湿った空気がもどってきた。

今日は家で読書。

炎上しているらしい報道ステーションのCMをYOUTUBEで見た。

これはダメでしょう。

「ジェンダー平等を掲げるなんて時代遅れ」。

日本はジェンダー平等では時代遅れの国になっているのに、それにとりくむのは時代遅れだというのだろうか。つまり、こうして声を上げることを「野暮なこと」だと言って言いにくい雰囲気を作ろうとしているのだろうか。

わたしが小娘だったころから、男性社会に受け入れられて生きていくために、うるさがられることは言わないであたりさわりなく生きていくのが「大人女子の対応」だと思っている女性が多かったがその結果が今の日本だと思う。

わたしだって、ついそういう流れに押し流されてきたことも多かった。それがいま、わたしたちの娘たちが世の中に出る時になっても、こんな「ジェンダーギャップ指数121位」の日本にしてしまったのだ。


大学時代、クラスに才色兼備と言われた友人がいた。彼女は外務省専門職の試験におちたとき、「女子の社会進出なんて卒業する」とわたしたちに言った。その「卒業する」という言葉が気に障った。ほんとうは彼女にとってそれは挫折だったはずなのに、自分に嘘をついているような気がしたからだ。それに、少しでも能力を生かせる職業につくために必死になっているわたしたちを鼻でわらうような口ぶりでもあった。

結婚してから彼女はずっと専業主婦として、たいへんに優秀な夫や息子たちの社会的活躍を支えているらしい。つまり「女の成功」をした人だ。でも、本当の気持ちはそれでよかったのかと思うことがある。勝気だから、本当の気持ちなんか言わないだろうけど。

7 件のコメント:

  1. 国営放送の深夜枠のドラマ「ここは今から倫理です」が面白そうだったので、原作漫画を買ったら青年誌掲載で、あちゃちゃー。なスタートでしたが、内容は真面目な倫理の授業でありました。今日明日中に2巻を買います。多分男女平等も突っ込んでくれるはず。

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  2. シンキロウの「女性というには年だ」発言はどうですか? 高齢になると「女性」ではなく「おばちゃん」というカテゴリーになるようですね。

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  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  4. わたし個人は別に「女性」じゃなくても「人間」として認めてもらえればいいですが、ああいうじいさんたちが「女性じゃない」というのは、「女としての価値がない」という意味で、かといって「人間としての価値」も認めていない。だから、ただの自分たちにとって「価値のないもの」という意味でいっているわけですよね。つまり「自分たちにとって価値がない存在となった」ということを平気でいっていて、それがどうして言うべきことではないのかもわからないんですから、もうどうしようもないです。

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  5. あと、あのCMのいやなところは、どうせ若い女なんて受け売りする程度の頭しかないんだろうと考えて作っているところですね。

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  6. 産休あけて職場に赤ちゃん連れてきた同僚(女性?)、でしたよね? あれは育休とらなくても育児しながら働ける職場だ、またはそうなってこそジェンダー平等社会だ、アピールなんですか? 

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  7. そこのところが本当は何を意図したのか、よくわからないです。
    批判する人を非難している人やテレ朝側は、CMを批判している人は「読解力」がないと言っているみたいですが。

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