2021/03/26

茶摘みの季節らしい

 今日はお寺の授業。

お天気がいいせいか、気分もよい。先週、大雨の中でなかなか来ない車を待っていたのがうそのように、今日はあっという間に車がつかまり、渋滞もなく寺につく。

まだ朝早いのに、黄色い袋をさげた参拝客が何人もいた。朝が早いお坊さんたちはもうすっかりたくさんのふとんや洗濯物を干していた。

授業の合間に世間話をするが、お寺の生活のようすなどおもしろいことが多い。

学生は若いお坊さん(女子)だが、男のお坊さんはいやになったら還俗ができるが、女のお坊さんは還俗できないそうだ。男子は出たり入ったりする機会が7回あるが、女子は一回しか機会がないからだという。一人の子は母親も出家したという。そういう人なら結婚も出産も育児も経験したわけだから、両方の経験ができたわけだし、後悔することもないのだろうが、こんなに若い子たちは後から考えが変わったりすることはないのだろうか。

女子のほうが、還俗もできないし、一般に修行も厳しいそうだ。それは仏教の世界では、女性の地位が男性よりも低いからだと一人の学生が話してくれた。あまりにも当たり前のようにそういうので、わたしのほうが面食らった。そうか、そうなのか。仏様の世界も男女平等ではないのか。

また、そのほかに食べ物についての話もおもしろかった。臭いのつよいものは食べてはいけないことになっていて、ねぎは食べてはいけないものに属するそうだ。だけど、香菜は食べてもいい。なぜかというと、その戒律が決まったときのインドに香菜がなかったからだろうということだった。

帰りはまた周囲を散歩して帰った。先週は雨。今日は晴れ。いきなり暖かくなって春爛漫の景色だった。バスの中からは龍井茶の茶摘みをしている人たちがたくさん見えた。もう何年もここにいるのに茶摘みをするのを見たのは初めてだ。寺の仕事を引き受けてよかった。






2 件のコメント:

  1. 仏教の男尊女卑ぶりもすごいですよね、もともとは女は修行することもできなかったのでは? 

    空がきれいですね。

    返信削除
  2. キリスト教もアダムとイブの出だしからそうだし、イスラム教もそんな感じだし。
    仏教はいつから女性が修行できるようになったのかな…。今度調べてみます( `ー´)ノ

    返信削除