2026/05/10

映画『给阿嬷的情书』

今日は振替出勤で午前中4コマ授業。

その後、イオンモールに買い物に出かけ、食事をして映画を見て帰宅。

今日見た映画は『给阿嬷的情书(おばあちゃんへのラブレター)』。

これはよかった。


舞台は潮州。淑柔は88歳の誕生日を迎えた。彼女の夫の木生は出稼ぎに行ったタイから40年前に一枚の写真を送ってきたのを最後に音信が途絶えた。その写真には、彼と若い女性と数人の子どもたちが写っていた。淑柔の家族たちは、木生はタイで金持ちになり、妻を捨てて新しい家庭を持ったのだと思っている。

お金に困った淑柔の孫が木生を訪ねてタイに行き、木生が1960年に亡くなったことを知る。しかし、その後の18年間ずっと、木生から手紙やお金だけでなく、当時貴重だった自転車や干し肉までが淑柔のもとに送られていたのだ。

孫は木生の死亡書類に名前が書かれている謝南枝という女性がタイで木生の二人目の妻となった女性ではないかと思い、その息子を訪ねていく。そして彼から事の真相を知るのである。

タイで車夫をしていた木生は、宿屋の主人には無断でインテリの青年が住む宿屋の部屋に同居していた。このインテリの青年は宿屋の中で無断で私塾を開き、華僑の子どもたちに中国語を教えていた。読み書きのできない木生はこの青年に妻に送る手紙を代筆してもらっていた。

宿屋の娘である南枝は、この二人を疎ましく思っていた。しかし、ある時、宿屋が放火された時に、木生は南枝の父を燃え盛る宿屋の中から助け出した後、放火した犯人を殴りつけ、収監される。このことから、南枝は木生に感謝するとともに呵責を感じるようになる。

木生はやがて、渡し船で働くようになり、稼ぎも多くなる。新しい服を買って、明日は故郷の家族のもとに帰るのだと嬉しそうに語る木生。しかし、その夜に船に強盗が押し入り、木生は殺される。

南枝は木生が死んだことを故郷の妻淑柔に知らせようとしたが、淑柔と子どもたちを悲しませることはできないと思い、木生に成り代わって手紙を書き、送金をする日々が始まる。

読み書きができるようになった南枝はやがて教師になり、自分の子どもをもうけるが、自分の家庭と木生の家庭の二つの家庭を支え続ける。

こうして18年たったある時、淑柔から「孫も生まれたので、タイにいる木生に会いにいきたい」という手紙が届く。木生が亡くなったことをもう隠し切れないと思った南枝は木生が18年前に亡くなったことを知らせる手紙とともに、たった一枚だけあった木生の写真を送る。その写真は南枝や私塾の子どもたちと一緒に撮ったものだった。

しかし、郵便配達員がその手紙を自転車で運んでいる時に大雨が降り、郵便配達員の自転車がすべって池に落ちてしまう。配達員は必死で水の中から手紙を拾いあつめるが、南枝が書いた手紙は見つからず、写真だけが淑柔のもとに届けられた。それを見た淑柔は木生が新しい家庭を築いたのだと思い、失意の中でその村をあとにした。

淑柔からの返事が来なかったために南枝は何度も手紙を送るが、村の区画も変わり、宛先不明ですべて送り返されてきた。

こうして淑柔が真相を知らないまま40年の歳月が流れた。


タイに行った孫からこの話を聞かされた88歳の淑柔は南枝に会うためにタイに行くことを決意する。南枝は認知症になっていて何も覚えていなかった。しかし、なごやかな時間をすごす二人。別れの時に南枝の記憶が戻り「私が送った塩漬け肉はおいしかった?おいしかったら、また送ってあげるね」という。


…というストーリー。エンドロールで、実際に南洋の華僑たちが大陸の家族に送った手紙の数々が映し出される。離れていても切れない家族の絆。

わたしが書いたあらすじを読んでも、いまひとつピンとこないかもしれません。

でも、どこかで見る機会があったら、ぜひ見てほしい作品でした。



https://www.youtube.com/watch?v=xLHeZPrcGqA


2 件のコメント:

  1. 悪意のある人が出てこない作品なのですね。

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  2. 放火の犯人や強盗は出てきます。
    ただそこでいやな心のやり取りはないですね。

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