昼すぎに帰宅して、やることもあるのにそっちのけで40年以上も前の映画『家族ゲーム』を見た。
松田優作主演。
隣の席の先生が『家族ゲーム』がこれまで見た中でいちばんショックを受けた映画だったというのだが、わたしもそれを見たはずなのに松田優作が図鑑をもって船に乗っている姿しか思い出せなかった。どんな話だったっけ?
それで家に帰ってからアマプラで見たのだが、ストーリーは家庭教師が中学生を指導して高校に合格させるというそれだけの話だった。あまりにも単純なので、思い出せなかったのだろう。でも、それなりに面白い。家庭教師も学校の先生も。
あんなふうに成績の悪い生徒の答案用紙を窓からポンポン捨てられたらいいのに。そういう時の教師の顔つきだとかがおもしろかった。
しかし、なんとなく眼をそむけたくなるような家庭の様子なども、妙に淡々とそれでもこれでもかこれでもかと描かれていて、途中で見るのをやめたくなったが、最後まで見た。
なんだか切ないような、すっきりしたような結末だった。
でも、わたしはああいう家庭教師みたいな人はきらいだな。
〇昨日、『長恨歌』も読み終わった。それについては、そのうちここに書くかもしれない。
中国語で「一步错,步步错」という言葉がある。たしか曹禺の『雷雨』の中で侍萍も自分の人生をこの言葉で表していたような気がする。「最初の一歩を間違ったら、その後どんどん間違ってしまう」というような意味だが、『長恨歌』の主人公の人生もそういう人生。張愛玲の『第一炉香』の主人公もそう。侍萍の場合は少し違うのかもしれないが、若い女が人生の初期段階で安易に女を売り物にしてチャラチャラ生きようとすると、将来ろくなことにならないという、まあそういう話ともいえる。
なんだか深い言葉ですにゃ。
返信削除ボタンの掛け違いみたいな。