今学期の成績表にサインしなければならないため、寺に行ってきた。
今日も暑くなりそうだし、人出も多そうなので、早めに家を出た。
寺には九時前に到着したが、もう暑かった。事務の法師(いつもブログに出てくる日本語学科の法師とは別の人)のところにいくと、事務室のパソコンが壊れたので、一階のパソコンで提出書類を印刷しましょうという。
「そりゃそうだよね」と思った。去年もそうだったが、この法師はいつも室温40度の部屋でもエアコンをつけずに仕事をしている。別に修行をしているから「心頭滅却すれば火もまた涼し」というわけでもないようだ。だって、他の坊さんたちは「暑い暑い」と言っているから。
室温40度の部屋ではパソコンが壊れるのは当たり前だろう。
法師の後について一階の部屋に行き、書類をプリントしてもらうのを待っているうちにも、汗が滝のように滴り落ちる。法師はわたしをみて「あら、どうしたんですか?」と。この人はこの暑い日に三枚も重ね着をしてどうして平気な顔をしているのだろうか。いつも不思議に思う。
とにかく書類を出して、来学期のことについて少し話して寺を後にした。今学期はこれで終わり。
〇昨晩、「黄叶在秋风中飘落」を読了。
高の元妻である麗英は、高と夫婦であるときには高にあたり散らかしていたが、若琴の兄である若華に対しては優しく気が利く妻になろうと努めていた。麗英にとっては高は実直だが不器用で木偶のぼうのように見えたが、若華はうまく立ち回って教育局の指導者になりあがり、彼女に良い生活をさせてくれたからである。
高は一人で麗英との子ども兵兵を育てていたが、ある時、兵兵が病気になり入院する。そこへ麗英もやってきて何日も泊りがけで看病をする。兵兵はやはり麗英にとっても大事な息子だったのだ。
麗英が兵兵のために家を何日も空けたことについて、若華は前の家庭のほうが今の家庭よりも大切なのかと言って激怒し、麗英と若華は離婚する。
最後に麗英と高は再婚し、兵兵も母と暮らせるようになる。
…うまく要約できなかったが、こんなあらすじである。
しかし、麗英も若華も、結婚相手の条件が自分につりあわないと思うとあっさりと態度を変える。若華は美しい麗英が自分の妻になったことを自慢に思っていたが、一方で、自分のような大卒の町の幹部が学のない女を妻にしてやったのだから、万事自分が優先されるべきだと思い、傲慢にふるまうようになる。
いまの学校に来てから中国人が想像以上に「门当户对」ということを重視するのだと気付いた。路遥のいくつかの小説でもつりあいがとれない男女は最後には破綻する。
日本人はそこのところは曖昧に考えているが、案外、人の心を左右する重要なことなのかもしれない。
大陸が暑くて、地面が70℃のところもある、ってニュースでやってました。お気をつけて。
返信削除そうかもしれません。
返信削除私の部屋のキッチンは湯沸かし器をつかっていないのにお湯がでます。
蛇口からお湯が出て、給湯器をつけっぱなしていたか?と思うことがよくあります。
返信削除ありますあります。
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