昨日、一応、学校が提出をもとめている資料は作成した。
しかし、わたしが作ったような資料が学校が求めているものと一致しているかどうかは
わからない。提出してダメと言われたら、やりなおそう。
そういう何をどう書いたらいいかわからない書類なので、集中して作成できず、
すこしやっては動画を見たりしてしまう。そうしているうちに妹からLINEがあり、そこで「こちらあみ子」という映画の話がでてきた。
妹はずっと障害児教育をしてきた人なので、一般人のわたしがみてどう思うのかを聞きたいということだった。
というわけで、見た。
見たのだが、どういう気持ちでみたらいいのかわからない映画だった。
ただ、「変な子」のあみ子が子どものうちは、まだ「ちょっと変わった子」として周囲の人の中で生きていけるが、成長するにつれて、家族も周囲の子どもたちも離れていく様子が見ていてつらかった。
子どもってまだ自分自身が「規範化」されていないから、なんとなくいろいろなものを受け入れるけど、だんだん自分が世の中の規範を学んで内面化していくと規範化されないものが受け入れられなくなる。
あみ子はずっと「規範化」されないから、変わらないのに、あるいは変われないゆえに、だんだん世の中から排除されていく。
痛ましいともいえるが、自分がその場にいたら?と考えると、殴りつけてでもあみ子を自分の周囲から排除した「のり君」の気持ちもわかる。
レビューを見てみると、意外とこの映画の評価は高いようだ。
あみ子の純粋さに感動したという感想もあった。
でも、わたしには見た後の感情をどう表したらいいのかわからない。
成長しないあみ子は天真爛漫なのかもしれないが、痛ましくて、怖い。かわいそうだと思うが、近づきたくない。
まあ、いずれにしても、こういう「何か得体のしれない感情」を呼び起こすことができれば、映画としては成功なのだろう。
あらすじを読んで、こりゃきつい、と思いました。
返信削除編み物についての話かと思いました。
返信削除それにしても主演の女の子、どこかでみたことがあるような気がします。
わたしも編み物に夢中になる娘の話かと思いました。
返信削除いえ、ただあみ子という名前なんです。
返信削除わたしの感想をどういえばいいんでしょう。
つまり、成長するにしたがって、人とのつながりから排除されていく状況があまりにも悲劇的というか。
友人も家族も失い、祖母に預けるという形で父によって田舎に捨てられる。
若い子が演じているから、「純真」だとか感想を言っている人もいるけど、中高年にだったら、そういうのとは違う感想になると思う。おばあちゃんもいなくなるし、本当の悲劇が映画には描かれないそこに行きついた時なのかもとか。
この映画見ました。悪意なく家族を崩壊にまで追い込んで行くのですよね。かわいそうと思うけど近づきたくない気持ち分かります。でも、私がこの子の親だったら、きょうだいだったら、どうするだろう?この子はどんな一生を過ごすのだろう?と考えると、、。怖いです。
返信削除そうなんです。公式HPには「奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく」と書かれていますが、そういう内容なのかなと思います。
返信削除年をとるにつれて社会の底辺に落ち、「こちらあみ子です」と呼び掛けても誰からも応答のない生涯をすごすことになるって、怖いし、痛ましいですよね。
そんな作品なんですか?それなら見終わった後ほっこりしてもいいはず。それどころか、考え込んで、つらくなりましたよねえ、、
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