『好色五人女』読了。
第四話は、あの有名な「八百屋お七」。
何年前か忘れたが、春月ねいさんと雅叙園でお茶した時に「お七の井戸」を見た。
第五話が「おまん源五兵衛」。源五兵衛が出家しても「男色」のバイブルみたいな本を読んでいるところなどが面白かった。そこへ源五兵衛に惚れ込んだおまんが男装してやってくる。
なんだか祝英台みたいね。あ、梁山伯は男色じゃないから、そんなに似ていない?
その後、これといって手に職もない二人は一緒になってもろくに稼げない。ボロボロになったところをおまんの実家に連れ戻され、おまんの実家の山のような財産であっけなく幸せになる。
何だか「それで終わり?」と思うような拍子抜けする結末だった。江戸時代の物語はなんだか感覚が違いすぎてどんな気持ちで読んだらいいのかわからない。
その後、角田光代が小説化した『曽根崎心中』を購入。
バタバタしていて『灶神之妻』も読んでいないのに。
お初天神は大阪駅・梅田駅から南へ歩いてすぐなので、時々、脇を通ります。この間、のぞいたら外国人観光客で賑わっていました。それなのに、私は『曽根崎心中』を積読にしたままです。
返信削除江戸はやっぱりそうなんですね。明治からだんだん近くなるのかな?
返信削除しんじゅうもの、流行ったんですね。
返信削除時代?
明治時代でも、森鴎外とか夏目漱石とか、なんだか共感できない感じですよね。
返信削除今度、大阪に行った時に、お初天神行ってみたいです。