前回帰国時にiPadの電池を交換したのに、電池のもちがわるいので、iPadは予備にして、ふだんはkindlefireをもってでかけることにした。
二回りほど小さいが、格段に軽いし、これならでかけるときにいつもリュックを背負わなくてもよくなるだろう。
しかし、中国でも使うとなると、VPNをいれなければならない。それにkindleにはGooglePlayがはいっていないので、それもいれなければならない。
そういう面倒なことを先延ばしにしてきたが、だんだん中国に戻る日も近づいてきたので、重い腰をあげてネットを見ながらやってみた。
なんとかそれはやることができたが、実際にVPNがちゃんと使えるかどうかは中国に戻ってみないとわからない。でも、たぶん大丈夫だろう。
さらにiPadで使っていた日本の銀行アプリ二つも、新しいスマホに移さなければならない。
一つはすぐにできた。しかし、もうひとつがいろいろやってみたが堂々巡りになってしまい、できなかった。まず電話番号が古い電話番号のままなので認証ができない。電話番号を変えるには、郵送でおこなうか、身分証明書類をuploadして顔の写真と照合する必要があるらしいが、それができたのにその先に進めない。何がなんだかわからなくなったので、駅前の支店に行って聞いてみることにした。
すると、「90分待ちになります。もし名前を呼ばれたときにいないと番号をとるところからやり直しになります」という。
しかたがないので、腹を決めて待っていると、途中で男性の行員がきて、カウンターの隅で手続きをしてくれるという。そこで電話番号も変えてもらい、新しいスマホでログインできるようにしてもらった。結局、それでも銀行についてから一時間くらいかかった。
その後、家に帰ってもしかたないので、電車に乗ってキネマ旬報シアターに行き、映画「福田村事件」をみた。とても重い内容だったので、見終わった時には消耗した。
映画の中の1923年の日本はもう今の日本とは別世界のようにみえた。しかし、こうした人々の弱く卑劣な面はいまでも同じように存在するのではないかと思った。特に、SNSなどでは、ヘイトやデマが横行していて、それに人々の不安や不満でいつでも火が付きそうな気配がある。
水道橋博士が扮する軍人は、なかでも俗っぽさいやらしさを感じさせる人物だが、加害を煽り立てた本人が最後に皆を守るためにやったのにと言わんばかりに被害者のように泣き崩れる姿は醜くて衝撃的だった。しかし、これも戦後、加害者であったことを忘れて被害者としての回想ばかりをしている日本の姿のような気もした。わたしも同じ状況なら他人事ではないかもしれない。
長期滞在となると、いろいろ面倒ですね。私はパソコンはあきらめて、スマホだけ持って行く予定です。
返信削除本当に面倒です。中国に戻ってみてから不具合がわかることもあるし。
返信削除二人ともいつ出発ですか?
返信削除来週金曜日に戻ります( ;∀;)
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