夕方から雨が降るということだったので、映画を見に行った。
「深海」。入口で3Dメガネを渡された時に、「しまった」と思った。わたしは時々3Dで頭が痛くなることがある。
アニメだし、休日だからか、観客が多かった。わたしは空きすぎている映画館が苦手なので、そのほうがよかった。
主人公は、小学生くらいの女の子。両親が離婚して父親と暮らしているが、新しく来た母が弟を生むと、その子を中心として家族が動くようになり、女の子は家で疎外感を味わうようになる。離婚して家を出た母を探すために、女の子は海の旅に出る。
このあと、善人だか悪人だか正体不明のレストラン経営の青年が登場して、行動を共にすることになる。このレストランが「ハウルの動く城」みたいだし、登場人物が「千と千尋」の登場人物に似ている。主人公の女の子でさえ、千尋を思わせる。すったもんだの長い長いドタバタファンタジーがつづき、つまらなくて席を立って映画館を出ようと思ったり、居眠りをしたりした。
しかし、終盤になって、このファンタジーをコインの表とすると、コインの裏ともいえる少女の現実の物語が明かされる。そこからがこの映画の見どころだ。「ああ、そういうことだったのか」と思った時、わたしも泣いた。
もしかすると、これから見る人もいるかもしれないので、ここまでにするけど、全体から見るといい映画だった。
それにしても、極彩色の3Dは疲れた。中国の映像技術も上がったし、ストーリーもよかったと思うけど、ジブリに似せすぎたのがいけなかった。そのことで二流映画になってしまう気がする。
どんでん返しがあるのね。
返信削除観るときが来るかなあ。
3Dは疲れそう。
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