雨ばかりが多いので相変わらず家でゴロゴロながら、本を読んでいる。
「からくりからくさ」も読んだし、「傲慢と善良」も読んだ。
「からくりからくさ」は登場人物の何世代にもわたる人間関係が複雑すぎて前回は途中で何がなんだかわからなくなりながら読み進めたが、今回もそうなった。最後にりかさんに重い役割を負わせすぎじゃないのか。内容がさらにオカルトチックになるので苦手な人は苦手かも。
「傲慢と善良」もおもしろそうと思って読んだが、そうでもなかった。途中で、主人公の女性が「ストーカーに追われている」という狂言芝居をうって結婚に持ち込むあたりはおもしろかったが、被災地にボランティアにいって癒されて再生みたいな結末が苦手。傷ついていやされるべきは被災地の人々のはずなのに、そこに逆に、心に問題を抱えた人が癒しや再生を求めていくなんていうファンタジーが蔓延したら、被災地の人たちの負担を増やすことにしかならないんじゃないのかと懸念してしまう。
そのあとは「鬼が来た 棟方志功伝」を読んでいる。おもしろいが、これも読んでいるといろいろ辛くなるので、上を読んだら下を読まないかもしれない。天才棟方志功は魅力的で大好きだけど、奥さんたいへんだったね。わたしならごめんだわ。
小説より伝記の方が面白い鴨?
返信削除視点が寄り添っているからねえ。
もう春節休み?
返信削除