「日本平民三皇妃物語」は読み終えた。
皇室の歴史やしきたりなどについて、知らなかったことがいろいろ書かれていておもしろかった。しかし、前にも書いたけれど、わたしでも気が付くような間違いもいろいろあったので、どこまでが本当でどこまでが間違いなのかよくわからない本だった。たとえば、悠仁親王はお茶の水女子大付属高校(高中)で学んでいると書かれていたが、これは付属中学の間違い。それに付属高校は女子校だから…。
ほかにも、美智子上皇后が「わたしは天皇と同じ墓に入りたくない。天皇を愛していないから」と言ったとか、雅子妃は自分が海外に行けないのは宮内庁の意向ではなくて明仁天皇の意向だと考えていたとか、そういうことが書かれていたが、そんなことを仮に彼女たちが言ったとして、きちんとした信頼できる筋から一般に伝わることなど、普通に考えたらありえないのではないだろうか。
参考文献を見ると、週刊誌や大衆的な書籍の名前ばかりが書かれているから、まあそういうたぐいの本なのかもしれない。
もう一冊読んだのは、「明日の食卓」。
この小説は映画化されて日本ではこの週末から上映が始まるらしい。ネットで本編映像を見てこの映画が見てみたいと思ったのだが、海外にいる私には当分かないそうもないので、原作のほうを読んでみた。子どものいる家庭の情景として、本編映像はまさに「あるある」なのだが、原作ではもっとすさまじいことになってしまう。三人の女性とその家庭が描かれるが、家でライターをしている留美子の境遇が私に似ていて、読んでいるといやなことばかり思い出して苦しくなってしまう。うちの夫はこの小説の夫のように失職することはなかったが、夫がただのいまいましいお荷物になりさがるところはまったく同じ。うちの子どもはこの小説とちがって、男の子と女の子だったが、めんどうごとばかりを起こして忙しい母をさらに忙しくしてしまうところもまったく同じ。
この小説にはあと二人の女性とその家族が出てくるが、そちらのほうはあまり現実感がなかった。特にサイコパスみたいな三つ目の家庭の男の子は、小学三年生としてはあまりにも大人びすぎていて、現実味がない。中学一年だったら、早熟な子ならありえるかもしれないけど。
次は、こんなイライラする本ではなくて、気分がさわやかになる本が読みたい。
〇今週はお寺でたべものではなくて、鉢植えをもらった。あまりこういうものに興味がないので、一度は断ったが、もちかえりやすいように箱に入れ、さらに手提げ袋に入れてくれたので、結局は断りきれずにもらってしまった。今年は一時帰国もしないし、来年の春節も場合によっては帰れないかもしれないので、とりあえずは部屋においてもいいかなと思った。
植物の名前は聞いたが、なんだかよく聞き取れなかった。字で書いてもらったけれど、それでもよくわからなかった。これは何という植物ですか。
蔓ですか? 先祖返りしたポトスかも。
返信削除http://www.asaoka-engei.com/howto.html
ポトスを中国では「绿萝」と書くらしいです。
削除https://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%BB%BF%E8%90%9D
あ、そうです。それです。確かその字を書いていました。ポトスライムですね。
返信削除やっぱりポトスだったか。明日、ポトフでも作ろうかな~。
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