2026/08/21

リービ英雄

 先月今月と引越しをしたり、旅行に行ったりして、何かとお金を使ったので今月下旬は少し節約しようと思っている。

まだ生活用品が十分にそろったわけではないが、電気圧力鍋でご飯を炊いたり、野菜を煮たりしはじめた。まだ加減がわからないので、ご飯がお餅のようになったり、野菜が煮崩れて形がなくなったりしてしまっている。+と-のボタンがあって加圧時間が加減できるようだが、まだ要領がつかめない。

〇でかけたついでに湯島聖堂に行ってみた。

情けないことだが、この間、春月ねいさんと会うまで、わたしの頭の中では湯島聖堂と湯島天神が混ざり合っていた。行ってみたら、斯文館の講座のパンフレットが置いてあった。「どうせこれからは時間があるのだし、行ってみようかな」と思ったが、どれも四月開講で二~三月ごろに申し込みをする日程なのだった。大成殿の中も平日は見られないようだった。



また、涼しくなったら行ってみようと思った。

〇ポイントがたまったので、いちご泥棒のクッションをネットで買った。カーテンと同じくネイビーを買ったのだが、なんとなく色味が違うし、鳥も大きい。同じ店で買ったのではないからしかたないかなと思った。



〇図書館が家の向かいにあるので、このところ暑くなる午後から出かけて行って本を読んでいる。リービ英雄の『模範郷』と『天安門』を読んだ。中国の大学で使っていたテキストにリービ英雄が「越境の文学者」として紹介されていたが、その文が難しすぎるのか、学生のレベルが低くなったからか、毎年、きちんと文を解釈できる学生がほとんどいなかった。いくらきちんと教えても、「リービ英雄は日本人との混血だ」とか「日本で日本人として育った」だとか、どこにも書いていないことを試験の答案に書いてくる学生が後を絶たなかった。わたしも今回、この二冊を読んだことでテキストに載っていた文の背景を理解した。おもしろかったが、何がどうおもしろかったか、簡単に言語化できない。

アメリカ人の両親の下に生まれ、幼い時に台中に引っ越してきて、もはや日本人がいない町の日本人が作った家に住み、家の中では英語を使い、父が連れてくる国民党側の中国人が話す国語(標準的な中国語)を聞き、学校では聖書の中の300年前の古い英語を学び、周囲を満たす台湾の方言に触れて育った。やがて両親の離婚に伴って、香港→アメリカ→日本と転居し、日本語をマスターして日本文学者として日本語で作品を書くようになる。

長じてからは、日本とアメリカと台湾と大陸を行き来して、その時に思ったことを作品にしている。

デビュー作の『星条旗の聞こえない部屋』はあいにく図書館にないようなので購入して読もうと思っている。

5 件のコメント:

  1. この人の『万葉集 Man'yō Luster 新装版』を、知らずに読みました。写真がたくさんあって、綺麗でした。

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  2. 子どもの頃、台湾で他に外国人の子どもが通う学校がないから宣教師学校に通って、そこで300年前の古い英語を朗読させられたことが古い日本語をそれに見合った英語に翻訳する時に役立ったと書いてあり、そこがおもしろかったです。

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  3. パンどろぼう( https://ehon.kadokawa.co.jp/pandorobo/ )とはずいぶん違いますね。

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  4. ところで、リービ英雄さんのゼミに所属していたこともある温又柔さんのエッセイも日本人、台湾人など、言語・文化の境界について語っていて面白く思いました。

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  5. 私もその人の本を読んだことがあります。お母さんが台湾の人で家の中で日本語と台湾語がまじりあっている環境で育った人ですよね。その人がリービ英雄のような「越境の人」なのかどうかわかりませんが、小説は正直言ってそんなに面白くなかったような気がします。彼氏に怒る場面も「そんなことで怒られてもなあ」と思いました。

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