この本に載っている四篇の小説のうち、最初の一篇だけを読んだ。
余華の成長過程での経験をもとにして書かれたものらしいが、善良さなどが通用しない容赦のない硬質な人間関係がテーマのようだ。つまり世の中は生易しくないということ。
余華らしく凄惨な場面はとことん凄惨に書かれている。
〇今日、居留証が切れてからの停留ビザの件で国際処と連絡をとった。
居留証が切れてから15日間は中国にいられるので、その間に片付けをする。たぶん、やることは、部屋をカラにすることと、カギを返すことと、Wi-Fiの解約くらいだろう。
読みもしなかった本やあまり着なかった服を捨てるのは心が痛む。
その話をしていたら、同僚の先生に「なぜ捨ててしまうの?学校に持ってきて学生にあげればいいのに」と言われたが、アパートから大学までは地下鉄を乗り換えて50分かかるし、学科の事務室は4階にある。重い本をそこまでもっていくことを考えたら、アパートのゴミ捨て場に捨ててしまったほうがいい。
そのほか、いつまでも夏休みにならないお寺の授業も終わらせなければならない。
今学期で辞めるということを法師に言ったらきっと次の人を紹介してほしいと言われそうなので、お寺の教務の別のお坊さんに連絡した。たぶん次の人は見つからなさそうな気がする。お寺の付近は観光客が多すぎて交通規制があるので、タクシーが行ってくれなくなってしまったし、講師料は他の半分くらいだから。ただ、ああいう世界を見てみたい人にはいいだろうけど。
あと一か月で授業も終わるが、一か月くらいあっという間に終わるだろう。
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