2025/11/24

『平凡的世界』読了しました

 二カ月かけて路遥『平凡的世界』を読み終えました。

切ない結末でした。

極貧の農民孫玉厚の二人の息子少安と少平を中心に数多くの人物の山あり谷ありの人生を描いた作品。

最後に兄少安は農民起業家として成功し、地元の小学校を立て直し、人生の頂点を迎えるが、それと同時に妻を失う。

少安は炭鉱労働者となり、部下を助けるために重傷を負い、顔に大きな傷痕が残るが、亡くなった上司の妻子とささやかな幸せを手に入れる。

誰の人生にも光の当たる面と闇の面がある。重い余韻を残す結末だった。




〇それと同時に日本語の本も数冊読んだ。どれも重い内容のものばかりだったので、次はもっと軽い内容のものを探して読むつもり。


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