午前中は大学、午後からはお寺で授業。
いま授業をしているお坊さんも早いもので开题报告の時期になったらしい。
この人は聡明そうだが、例の法師が一年半いない間に羽を伸ばしていたせいか、
日本語の成績はよくない。それなのに、法師が指導教師になってしまったらしい。
教務で「いやだいやだ。他の人にしてほしい」とごねたが、結局はどうにもならなかったと。
まあ、たいへんなことになるでしょうね。気の毒だけど。
法師はどんな人にも満足しないから。それに自分が嫌われていると知りながら指導するわけだから。
授業がおわり、すっかり冬めいてきた道を歩いてバスに乗り、暗い街頭の梧桐の木を眺めていたら、中国のじいさんのことやずっと昔の杭州のことを思い出した。いつのまにか、景色もずいぶん変わり、みんないなくなってしまったな。わたしはいつまでここにいるんだろう。
そんなことを考えながら、バスから降りて今日もベトナム麺屋で食事。
今日はレバーやエビが乗っている温かい麺を食べた。
氷を入れたビールもお気に入りになったが、肌寒いので注文する気にならなかった。
今度暑くなったらまた飲んでみよう。













