昨日は学校に行かなかったが、なんだのかんだのと連絡があり、夕方まで家にいた。
夕方になってからショッピングセンターに行き、食事をして映画を見た。
映画は話題の「731」。館内は子ども連れから高齢者まであらゆる年齢層の人でいっぱいだった。
しかし、映画はつまらなくて拍子抜けした。
トレイラーを見て、かなり精神的な打撃を受ける映画化と思ったがそうでもなかった。
なにしろリアリティがない。石井四郎大佐はいつも紋付き袴で現れて、和服をきたおかっぱの娘だか孫だかがたくさん登場。列車の中で「寿司が食べたいだろう」と言って、生の尾頭付きの魚に包丁を入れたり、収容所内で変な茶道をしたりする。
変な日本語を話す日本刀をさげた女性兵士も登場。どうみても中国人にしかみえない。
収容所の兵士も着物に袴の姿で日本刀を振り回す。
それだけならまだしも、なぜか頻繁に花魁道中が収容所内の廊下を行き来する。あれは何?
山笠節という日本のへんてこな祭りも出てくる。
その中で主人公がほかの人たちを率いて脱走を図るのだが、それもネズミを伝書バトのようにつかったり、奪った一つのカギですべてのドアを開けたり…。
とてもまじめに見る気がしなくて、途中から眠ってしまいそうになった。
いくらなんでも、こんな突っ込みどころ満載のふざけた映画を見て、日本に対する憎しみをつのらす中国人はいないだろう。
「南京照相馆」はそれなりにいい映画だったし、館内で多くの人がすすり泣いていた。
しかし「731」はみんなケロリとした顔で映画館を後にしていった。
帰りの地下鉄で、近くに座った男性が電話で「『731』を見たけどつまらなかった」と言っているのが聞こえた。みんな感想は同じなのだろう。
「あんなに騒いでこれか」と失笑するしかないような駄作。
ハルピンのはけっこうエグかったです。
返信削除映画は最後のほうで少しだけ残虐シーンがでてきます。
返信削除残虐というより、ハウパーヴィラの地獄ゾーンみたいな感じ。
娯楽映画だったのでしょうか。
返信削除真面目に作ったの?と思いますが、テレビのニュースで、憎しみが湧いてきたと言っている人も見ましたし、お気をつけて。
返信削除はい、ありがとうございます。気を付けるにこしたことはありませんね。
返信削除あれは何なんだろう?三流娯楽映画でしょうね。