前回と同様に春月ねいさんと中村屋ビルの最上階のレストランで食事してからタカシマヤタイムズスクエアの中村屋でお茶をした。タイムズスクエアのほうは3時から5時までがティータイムらしい。人もあまりいなくて騒がしくない。
これまで食事してからお茶をする場所を探して放浪したが、これはいい組み合わせかも?
最近、新宿も渋谷もカフェはやたら混んでいて、並んで入っても時間制限がある。
タカシマヤでは「役に立たないロボット」を見て、お店の人と少し話をした。
こういうものはわたしにとって鬼門である。うっかりするとはまって手を出すことになりそうだ。確かに高い。でも、アンティークドールに比べたら、そうむやみに高いわけでもない。ヨーロッパ旅行一回分くらいの値段ともいえるし、血統書つきの犬や猫をペットショップで買ってもこれくらい?
今回の旅行で食べ物はそう楽しめないことがわかった。
フランス料理の前菜、主菜、デザートなんて濃厚すぎて食べられない。
どれか一つでお腹いっぱい。
こうして年齢があがると楽しみの種類も減っていくのである。
刺繍もそう。やればたのしいが、頸椎がまた悪くなったらと思うと怖い。
そうしてみると、もっと年をとって隠居したら、ロボットでも相手にしてぼんやりするのもわるくないかもね。少なくとも実際の人間を相手にするよりいやな思いはしないだろうと思った。
〇このところの自分のブログを見返してみると、十分に道楽しているし、けっこうな生活をしているように見えるが、現実の生活は、ここにいちいち書くと気分が悪くなるので書かないが、いろいろと問題を抱えている。昨日は春月ねいさんにもそういう話をきいてもらった。家族というのは、本当に難しい。家族以外も難しい。心を平穏に保とうとすると、あの人とも付き合えない、この人とも付き合えないということになってしまう。
とはいえ、もう若くないし、嫌な思いをしてまで人間関係を広げる必要もないような気もする。
……とすると?
やはり将来は「役に立たないロボット」にでも相手になってもらって、平穏な気持ちで生きていくのも悪くはないのかもね。
〇少し考えたら、あの手のロボットもいいなあと思えてきた。
犬や猫の生体とちがって、旅行したり、入院したりするときも(さらに言えば、急に死んだりしても)心配がないし。
日本に本帰国したら考えてみようかな。