2025/07/17

灼熱南京旅行

 数日間、家でぼんやりしていていたが、急に思い立って南京に行ってきた。

主な目的は以前から行きたいと思っていた科挙博物館(江南貢院)に行くことだった。

南京には以前に夫と行ったことがある。その時は総統府や中山陵などには行ったが、江南貢院には行かなかった。ここで明代・清代に江南地方の科挙(郷試)が行われた。

前日にホテルと高鐵を予約し、火曜日の朝、出発。

10時半頃に南京に着いたが、杭州と勝るとも劣らない暑さ。

地下鉄で夫子廟へ行く。駅のすぐ近くに博物館はあった。

              科挙博物館

            殿試の様子。人形の表情が動くしくみになっていて少し怖い。
            科挙を受けた部屋も再現されている。
        

その後、夫子廟と園を見てから地下鉄とバスを乗り継いで中華門へ。

            夫子廟で。「学而不厭」。春月ねいさんみたい。

            わたしには耳の痛い言葉です。

               園。こういう額がかかっていたけど、

               よくある江南の庭園。中に太平天国の博物館がある。

暑さの中、中華門に登ってみた。中華門の中は展示室になっていた。いちばん上まで登ったが、暑くてすぐに下に降りてきた。

               


そこから玄武湖の近くのホテルへ。

二日目は最初に玄武湖へ。暑いので観光車に乗って一周する。

ちょうど蓮の花の季節だが、暑いせいか、平日のせいか、人はそれほど多くなかった。

            玄武湖の蓮の花

その後、鶏鳴寺。南京最古の寺で「南朝四百八十寺」の筆頭だそうだ。それほど大きな寺でもなく、周囲も霊隠寺のようにたくさん店などがあってにぎやかなわけでもなかった。

寺は中国の寺によくあるように山の斜面に沿って階段を上って奥にいく様式になっていて、しかも山頂に出口があるので、汗をかいて登って行った。

               鶏鳴寺。灼熱の中をずっとこうして登っていく。

日も高くなり、暑くなってきたので、朝天宮へ。明代に文武百官がここで朝廷での礼儀を学んだ場所だそうだが、現在はその建物が南京市博物館になっている。


             南京市博物館(朝天宮)。ここにも孔子様。

             はいはい、勉強します。

そこで二時間余りをすごしたが、まだ高鐵の時間まで三時間弱ある。そこで明故宮に行ってみた。小さい無料の博物館があったが、そこは五分で見終わってしまった。後ろに広い遺跡公園があるが、特にこれと言ってみるものもなく、そのまま南京南駅へ。


灼熱の南京、一泊二日の短い観光だったが、とても疲れた。

帰宅してから学校の連絡用SNSを見ると、外国人教師の一人が熱中症で入院したとのこと。そんな暑さの中、三大火炉の一つに行って無事に帰還できてよかった。



6 件のコメント:

  1. お勉強できましたね。
    お疲れ様でした❤️

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  2. 中国の湿度は、どのくらいなのでしょう?
    暑い中、お疲れ様でした。

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  3. お疲れさまです。南京は新婚時に陳さんと行きました。烏衣巷の辺り、貢院も見たような。もっとボロい素朴な感じでしたけど。

    妓楼跡みたいな変な安いホテル(建物と建物をつなぐ廊下がおかしな感じに入り組んでいた)に泊ろうとしたら、散歩している間に公安に「外国人は泊めてはいけない」と言われたそうで、夕方に追い出されて、ホテル探しが大変でした。

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  4. 北方はいつも乾燥していますが、江南は毎日降ったりやんだりしていてものすごく蒸し暑いです。
    貢院は前からありますが、科挙博物館は2014年にできて、2017年にリニューアルしたそうです。とするとわたしが夫と南京に行った時にはまだなかったかもしれません。
    まず地下に降りて行って、そこから一階ずつ上に上がっていくような作りで、かなり大きくて立派な博物館です。

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  5. いいですね、、観光した気分になりました。

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  6. おかげで出不精の私も旅をさせていただきました。

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