2024/12/04

『半生縁』5とスピコンと瓊瑤

『 半生縁』読了。今日は胃痛がしてなかなか読み進めることができなかった。

曼桢は心の底から憎んでいた姉の夫と結婚する。姉の遺志を叶えることができるし、自分が産んだ子どもの世話をすることができるし、かつて姉が「姉の夫が曼桢に惹かれているのは、他の女性と違って彼女を尊敬しているからだ」と言った言葉を思い出したからだ。このころ、姉の夫の事業はまた上向きになっていた。

しかし、結婚してみると、夫は曼桢が着飾ることもないし愛想もないので、だんだんに興味を失う。家庭内は口論が絶えず、夫は曼桢にも子どもにも冷たくあたるようになる。ある日、曼桢は夫が愛人とその連れ子と家族のように過ごしていることを知り、離婚を決意する。

一方、世钧は南京の事業をたたんで上海で働きはじめた。妻との間に一男一女をもうけたが、気難しくて虚栄心の強い妻はいつも何かと世钧に当たり散らしている。

そうしているうちに叔恵が十年ぶりに帰国した。

その後、紆余曲折があり、ついに世钧は曼桢と再会する。二人はお互いにこれまでの経緯を話す。世钧はこれからの二人の関係に希望をつなぐが、曼桢は「もう元へは戻れないのだ」と告げる。

その同じ時、叔恵と翠芝も別の場所で食事をともにしている。叔恵は彼女にアメリカでの結婚と離婚の経緯を語り、翠芝は今後二人は結ばれることはないのだと彼に対する執着を捨てる。

〇今日はやっとスピコンの練習をした。

学生は新しいスーツを着てやってきた。

顔色が悪いような気がしたが、原稿を暗唱させてみると、まあまあのできだった。

もうコンテスト本番の日が迫っているので、いまからいろいろな注文をしないほうがいいだろう。とりあえず、最初の挨拶と最後の部分はもっと元気よく話すこと、途中にあるセリフの部分はもっと感情を込めることの二点だけ注意するように言った。

その後、いくつかの即興スピーチのテーマをめぐって雑談のような感じで会話してみた。学生はこういう練習は好きらしく、機嫌よさそうにあれこれと自分の高校時代や家族について話した。この子は日本には行ったことがないらしいが、よく話せる。

体調が悪くならなければ、そんなにいい成績がとれなくても、これまでのうちの大学の学生くらいにはなるかもしれない。体調さえ悪くならなければいいのだけど。


〇瓊瑤自殺のニュース。ロマンチックな恋愛小説を書いて中華世界であれだけ一世を風靡した人だから、超高齢になって老醜を晒す前にこの世を去りたかったのだろうか。

1 件のコメント:

  1. さすが中国、予想を超えたドロドロとハラハラですね。身体がもちそうにないわ。

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